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授業科目名
担当教官
ディジタル回路演習
大木  真
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
262031 1 S 1 後期 II
[概要]
ディジタル回路はコンピュータ機器のハードウェア的な基礎となる技術であり,きわめて実用的な工学である.したがって,理論を理解できるだけでなく実際に設計が行えることが重要である.本科目では,組合せ回路および順序回路の設計法について具体的な例題を通して習熟することを目指す.
[具体的な達成目標]
(ア)論理シミュレータソフトtkgateを使用して,ディジタル回路の回路図を作成し,論理シミュレーションを行うことができる.
(イ)LaTeXを用いて,課題に対する解答を作成することができる.
(ウ)数を,2進数・8進数・16進数で表現することができる.
(エ)数の補数を計算することができる.
(オ)論理式から真理値表を書くことができる.
(カ)真理値表から論理式を導くことができる.
(キ)真理値表あるいは論理式から回路図を描くことができる.
(ク)回路図から真理値表あるいは論理式を導くことができる.
(ケ)カルノー図を用いて回路を簡単化することができる.
(コ)状態遷移表・状態遷移図を書くことができる.
(サ)状態遷移表からフリップフロップを用いた順序回路を導くことができる.
(シ)記憶素子の種類と基本的な特徴を説明することができる.
[必要知識・準備]
講義の「ディジタル回路」の内容
[評価基準]
毎回,演習課題を課す.また,最後に小テストを行う.演習課題の平均点を70%,小テストの点を30%の割合で合成して総合評価とする.総合評価から,上記の到達目標の6割以上を達成したと考えられるものを合格とする.
[教科書]
  1. 伊原充博・若海弘夫, ディジタル回路, コロナ社, ISBN:4339011932,
    (ディジタル回路の講義と共通)
[参考書]
  1. 浅井秀樹, ディジタル回路演習ノート, コロナ社, ISBN:4-339-00735-8
[講義項目]
 1.回路図と解答の作成法
 2.記数法と符号系
 3.ブール代数
 4.ディジタル回路の設計法
 5.ディジタル回路の実現素子
 6.組合せ論理回路
 7.2進演算回路
 8.フリップフロップ
 9.カウンタとレジスタ
10.メモリ
11.ディジタル回路の応用
[教育方法]
一人一台のコンピュータを用いたオンライン学習を行う.論理シミュレータソフトを用いて回路図の作成・シミュレーションを行い,課題に対する解答の作成および提出もオンラインで行う.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
本科目は電気電子システム工学科の掲げる学習・教育目標「C-6:電気電子工学分野の専門的課題を解決する能力を養う」に対応する.
[その他]
特に無し.