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授業科目名
担当教官
機械システム工学製図
横山 卓/[米村] 元喜
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
261311 1 I 1 後期 IV-1~V-1
[概要]
機械製図の基礎として、図法幾何学(Descriptive Geometry)とも呼ばれる幾何学の一分野である図学を学ぶ。これは主として3次元の空間図形(点,線,面およびこれらで構成された立体)を2次元である平面上に表示する方法を研究する学問である。単に製図の基礎として役立つだけでなく、種々の場面において空間的・立体的構造を把握理解したり表現するための基本能力を養うためにも重要な科目である。
[具体的な達成目標]
1.空間的・立体的形状や構造を描写したり想像する能力を身につける。
2.数学で学んだ知識との結びつきを自分で実際に図を描くことによってより深く理解する。
3.図形を用いた思考力・表現力を養う。
[必要知識・準備]
物体をいろいろな方向から投影して図面で正確に表し,逆に図面をみて空間の物体の形や位置を把握できるように練習問題をできるだけたくさん解くことが必要。
[評価基準]
評価基準は講義の進行に合わせてどの程度目標に達しているか演習(9回)を行い,定期試験を合わせて行う。配点は演習50点,定期試験50点とする。尚,演習は提出期限の遅れに従って減点する。「日程厳守」は基本であるから重視する。
[教科書]
  1. 幸田 彰, 図学と製図, 培風館, ISBN:4-563-03002-3
[参考書]
  1. 吉澤武男 他, JIS機械製図, 森北出版, ISBN:4-627-66111-8
[講義項目]
 1.機械製図と図学の必要性
 2.演習(平面幾何の基本図形,作図)
 3.演習(楕円,双曲線,放物線の作図)
 4.演習(歯車に関係するサイクロイド曲線,インボリュート曲線の作図)
 5.点および線の投影法
   演習(投影図より実長を求める。また実長より投影図を作図)
 6.平面の投影法
   演習(ラバットを使って投影図を作図)
 7.立体の投影法
   演習(多面体の作成および副基線を用いて副平面図,副立面図を作図)
 8.展開および切断
 9.演習(展開図および切断図を作図)
10.相貫および陰影
11.演習(相貫線および陰影図を作図)
12.斜投影および透視図
   演習(透視図を作図)
13.CAD操作の練習(CADとは。CAD機能の一部を使用する)
14.CADを使用して図形を作図し,手書き図と比較する。
15.定期試験
[教育方法]
講義に続いて演習を行い自分で考えることによって、空間的・立体的構造を把握理解したり表現するための基本能力を養う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(JABEE機械情報工学のプログラムの学習・教育目標)(1)-c,g:○
(JABEE個別キーワード)
[その他]
(未登録)