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授業科目名
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担当教官
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機械工学デザインII
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吉原 正一郎/吉田 一
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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261242 | 1 | D | 2 | 前期 | 火 | IV-1~V-1 |
[概要] | ||||||
日本工業規格の「機械製図」の基づき、CADシステムを利用して簡単な機械部品・器具の製図を行う。 基礎的な材料力学を使い、規格より部品を選定し表現する能力を養う。 現物のスケッチを行い、使用材料、加工方法、設計と製図の関係を理解する。 |
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[具体的な達成目標] | ||||||
フランジ型タワミ継手の製図を通して、規格部品(軸)の選定方法がわかり、寸法公差とはめあいが理解できる。 現物(小型万力)を観察して、スケッチ図と製作図を作成することにより、スケッチ図と一定の規約に従った製作図の違いが理解できる。また、現物から設計の工夫を読み取る能力が養成される。 組立図(歯車ポンプ)の組立精度や製品の機能と、その部品図からの形状、表面性状,寸法公差の関係を理解し、図上に表わせるようになる。 描いた図面について、チェックシートをもとにグループによるチェックおよび自己チェックを行い、自ら訂正する能力を養う。 |
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[必要知識・準備] | ||||||
設計法概論および機械工学デザインで学ぶ日本工業規格「機械製図」に関する知識、基礎的な材料力学に関する知識 | ||||||
[評価基準] | ||||||
1.出席+2.授業中の活動 40% 3. 提出課題 40% 4. 試験 20% 本授業は製図(設計含む)であり、出席し、課題に沿った作品を製図規則にのっとって書き上げることが第一のも起票であるので、出席すなわち授業中の活動を重要視する。したがって40%の重みをおく。 また提出期限については、設計製図現場に則した考え方より期限(納期)を守ることを最重視するため40%の重みをおく。試験は基本的に製図規則の理解確認のために、口答で行うものとして、20%程度とする。 |
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[教科書] | ||||||
[参考書] | ||||||
[講義項目] | ||||||
1.キリ加工による穴の表記方法およびネジのねじ込まれる部分の表記方法について、文章で与えられた課題を日本工業規格「機械製図」に基づき表記する。 2.5~6人編成のグル−プ毎に異なった伝達動力、回転数を与え、軸径を算出し、規格より軸を選択し、選択された軸径に適合するフランジ型タワミ軸継手をもとに製図を行う。同時に、はめあい記号を交差による表記に変換して表記することではめあいについても理解をふかめる。 3.与えられたスケッチ図(豆ジャッキ)をもとに、部品図および組立図に清書する。同時に、材料定数を与えることで材料力学的検討を加える。 4.原寸大で書かれた歯車ポンプの組立図から指定された部品の部品図を寸法記入、図示の工夫、面肌、はめあい、幾何交差、加工の指示に注意しながら完成させる。 5.5~6人編成のグル−プに一台の小型万力を与えスケッチ製図を行う。グル−プ内での協議を行わせてることで使用材料・加工方法・加工順序などを理解し、同型小型万力の組立図、部品図を書く、チェックシ−トによるグル−プチェックおよび自己チェックを行う。 6.まとめ |
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[教育方法] | ||||||
CADシステムの活用と手描き製図の併用 現物(小型万力)のスケッチの活用 グループ別指導・グループによるチェック・自己チェック |
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[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応] | ||||||
1.科学技術の基礎知識と応用力(JABEE基準 (d)) 機械工学の基礎知識(材料力学)に加え、コンピューター支援技術(CAD)を学び、総合 的なモノづくりができる応用力を養う。 2.課題解決の実行力とモノづくりの設計力(JABEE基準 (e)) グループで協議および検討・考察(設計)し、その結果を製作図として具体的に示す。 |
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[その他] | ||||||
(未登録) |