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授業科目名
担当教官
機械工学デザインI
岡田 勝藏/石田 和義
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
261241 A 1 D 1 後期 III-1~IV-1
[概要]
JIS機械製図法を理解し、簡単な機械部品や器具の図面を手描き・2D-CADで描けるようにする。さらに、3D-CADによる単純な立体形状のモデリングを会得し、2D-CADと3D-CADの特徴を体得する。
CAD製図は4時限にエンジニアリング教室(T-21)で、手描き製図は3時限に製図室で行う。
[具体的な達成目標]
(1) JIS機械製図法の基本的事項が理解できる。
(2) 第三角法が理解できる。
(3) 手描き製図と2D-CADによる簡単な機械部品や器具の図面を描くことができる。
(4) 3D-CADによる簡単な機械部品のモデリングをすることができる。
[必要知識・準備]
必要知識:なし
準備:製図道具(講義第1回目に説明)。
予習、復習を習慣づける。
[評価基準]
(1) すべての講義・実習に出席し、すべての課題を提出すること。欠席および未提出課題がある場合、総合評価を0点(単位を与えない)とする。
(2) 配点は、3D-CAD:手描き製図:2D-CAD製図:演習:CAD試験=20:20:20:20:20 とする。
(3) (2)の合計が60点以上であった場合を合格とする。
(4) 遅刻・受講態度が悪い場合には、総合評価から減点することもある。
[教科書]
  1. オリジナルテキストを使用。講義第1回目に説明。
[参考書]
  1. 吉澤武男編, JIS機械製図, 森北出版, ISBN:4627661134
[講義項目]
1.はじめに、3D-CAD使用法(1)
2.尺度・線・文字・投影法、Vブロック(手描き)、3D-CAD使用法(2)
3.図形表現・寸法記入法、パッキン押エ(手描き)、3D-CAD使用法(3)
4.断面法・作図要領、チャック用ハンドル(手描き1)、3D-CAD使用法(4)
5.はめあい・寸法公差、チャック用ハンドル(手描き2)、3D-CAD使用法(5)
6.機械要素・ねじ・ねじ製図・略画法、超硬センタ(手描き1)、機械製図からのモデリング(3D-CAD)
7.歯車・歯車製図、超硬センタ(手描き2)、現物によるモデリング&アセンブリ(3D-CAD)
8.表面粗さ、ボルト・ナット(手描き1)、2D-CAD使用法(1)
9.幾何公差、ボルト・ナット(手描き2)、2D-CAD使用法(2)・Vブロック(2D-CAD)
10.演習(1)、パッキン押エ(2D-CAD)
11.演習(2)、平場車(2D-CAD 1)
12.演習(3)、平歯車(2D-CAD 2)・豆ジャッキ(2D-CAD 1)
13.演習(4)、豆ジャッキ(2D-CAD 2)・3D-CADと2D-CADのまとめ
14.3D-CAD・2D-CAD試験
[教育方法]
・オリジナルテキストを用いることで、内容の容易な理解を心掛けている。
・講義中に基本的な演習問題を適宜行うことで、修得度の向上を心掛けている。
・CAD実習時にはプロジェクタを使用して、CADソフトの操作方法を実演している。
・大学院生によるティーチング・アシスタント(TA)制を併用し、きめ細やかなCAD実践教育を目指している。
・実習作品の提出時には可能な限りチェックし、その場で間違いなどを確認させるよう心掛けている。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
学習・教育目標(E)【デザインとものづくり】に対し、デザイン(設計)をする時に必要な基礎知識の修得、および基本的な設計ツール(3D-CAD,2D-CAD)の体得を行う。
[その他]
機械工学の分野別要件:設計と生産・管理
基本キーワード:(B)製図法と規則(33.75h)