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授業科目名
担当教官
伝熱工学
一宮 浩一
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
261070 2 D 2 後期 III
[概要]
身の回りに生じている熱移動現象(熱伝導、対流熱伝達、熱放射)の基礎を理解する。
室内の暖房、冷房、自動車、バイクのフィン、伝熱配管、建築の断熱材、太陽熱パネルなど生活に密着した実例を挙げながら熱移動が、熱交換、エネルギー評価に如何にかかわっているかを実感する。
[具体的な達成目標]
教科書の各章末にある演習問題を一部解きレポートとして提出させ、完全に理解させる。
中間テストで理解できなかったのは修正して理解して提出させる。
期末試験と総合して6割以上を獲得するよう指導する。
[必要知識・準備]
基礎物理学I、II、数学(微分、積分、微分方程式I)で学んだ基礎知識を理解しておくこと。
[評価基準]
講義後に実施する演習とレポートで4割、中間テストと期末テストで6割の割合で総合的に評価する。
[教科書]
  1. ISBN:4782840594,
    (「例題演習 伝熱工学」産業図書(株)著者:斉藤杉夫、岡田昌志、一宮浩市)
[参考書]
  1. ISBN:4844521179,
    (「伝熱学」理工学社、著者:西川兼康、藤田恭伸 共著)
[講義項目]
 1.講義の目標と概要
 2.総論:熱移動の機構  

熱伝導
 3.熱伝導熱伝導方程式の導出および境界条件、
 4.定常熱伝導
 5.1次元非定常熱伝導
 6.フィンの熱伝導
 7.熱伝導数値解析

対流熱伝達
 8.層流強制対流熱伝達の基礎方程式の導出
 9.熱伝達における相似則
10.乱流熱伝達の特性
11.自然対流熱伝達の基礎方程式と積分法

熱放射
12.黒体、プランクの法則、ステファンボルツマンの法則
13.キルヒホフの法則、放射強度
14.形態係数、表面間のエネルギー交換
[教育方法]
講義が主となるができるだけ、双方向授業とする。
用紙による試験のみならず学生に対し口頭質問を心がける。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
・習得すべき知識と能力
エネルギーと流れに関する知識を修得し、それらを問題解決に応用できる能力を身に付ける。
・分野の内容
(B)質量と運動量の保存、(C)エネルギー保存則、(E)熱移動と温度 が主となる。
[その他]
(未登録)