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授業科目名
担当教官
基礎物理学II
平岡 賢三
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
255220 A 2 (未登録) 2 前期 I
[概要]
あらゆる物質は、荷電粒子(負の電子や正の原子核)から成り立つ。したがって、自然現象のあらゆる場面で、電気的な相互作用が起こる。化学における酸化・還元反応もその一例である。このような電気が関与する現象の根本を教えてくれるのが電磁気学である。つまり、電磁気学の上に化学が成り立っていると言ってよい。この講義で、電磁気学の最も重要な項目のほとんど全てが学べる。
[具体的な達成目標]
用いる教科書は、世界的に広く使われている名著で、読めば必ず分かるという初学者にとって大変有難い本である。この本をじっくり読めば、物理嫌いが無くなり、イオンや電子の振る舞いがよく理解できる。高校で物理を履修しない学生でも、無理なく高度な水準に導いてくれる。物理は暗記ではありません。考えながら、電磁気学を楽しめるようになりましょう。
[必要知識・準備]
詰め込み式の勉強で、なににつけ、暗記しなければ、という脅迫観念はありませんか?大学では、暗記よりも、考えることを習慣つけることが重要です。サーウェイの教科書を座右に置いて、化学の基盤である電磁気学の世界で、楽しい瞑想の時間をもってください。
[評価基準]
定期的に試験を行う。?時限使用。試験結果で成績を評価する。
[教科書]
  1. ISBN:4873610737,
    (サーウエイ著、「科学者と技術者のための物理学III、電磁気学」、学術図書出版社)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.電場
2.ガウスの法則
3.電位
4.容量及び誘電体
5.電流と抵抗
6.直流回路
7.磁場
8.磁場の発生源
9.ファラデーの法則
10.インダクタンス
11.交流回路
[教育方法]
OHPと板書。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
2002年のノーベル化学賞は、分析したい目的物質(生体高分子など)をイオンとして取り出す方法を開発した田中フェローとフェン教授に与えられました。この方法は、電磁気に詳しいと、大変よく理解できます。基礎学力として、電磁気学が如何に重要かがよく分かります。