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授業科目名
担当教官
基礎数学演習
安尾 南人/佐藤 眞久
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
254051 A 1 C1 1 後期 IV
[概要]
微分積分学と線形代数学とは全ての数学の基礎となるものであり、この科目では微分積分学I,IIと線形代数学I,IIとに対応する演習を行う。演習を通じ講義の内容の理解を深めるのが目的である。具体的には、次の方法で演習を行う: 演習の問題はCISに掲示され、受講者は演習問題の解答を予め作成しておき、これを当日プロジェクターに投影して説明を行い、次回それを清書したものをレポートとして提出する(評価基準欄の注意参照)。
[具体的な達成目標]
数学に関する基本的な用語の意味を理解できる.
多変数関数の極限,関数の連続性の概念を理解している.
関数を与えたとき,偏導関数を計算できる,
多変数関数の積分を定義域と関数の形の特性を勘案して具体的に計算できる.
微分積分学を利用した多変数関数に関する応用問題が解くことができる.
[必要知識・準備]
<カリキュラム全体での位置づけ>
数学を必要とする科目全てに対して微分積分学と線形代数学との基礎について演習を通じ習熟することを図るものであり、微分積分学IIおよび線形代数学IIと共に履修することを義務付ける。
<本講義受講の前提となる必要知識・準備>
(1)高校での数学の基礎知識、(2)微分積分学I,IIと線形代数学I,IIの講義内容
[評価基準]
<評価方法>
基本的には、演習問題の解答を作る課題への取り組み状況を評価する。
<評価基準>
演習問題を解答した回数、レポート受理回数、出席回数等を最終的に総合して成績を付ける。期末試験は行わず、総合評価で60点以上を合格とする。なお、理由なく欠席し事後にも無届の場合が1回でもある場合は不合格とする。また、問題は最小限5問は解答することが要求される。
注意:レポートについては明晰な説明による解答が要求され、式の羅列や説明が不十分なままでは、十分手直しが行われるまで再提出が求められる。
[教科書]
  1. 「微分積分学I,II」、「線形代数学I,II」で用いた教科書。
[参考書]
  1. 多くの演習書が出ているので、特に指定はしない。自分に合ったものを選択すること。
[講義項目]
以下の項目の演習を行う。これら項目内容の基礎的問題を解く能力を身に付け、かつ問題を解くことによって理解を深めることを目標とする。最後3回の総合演習では線形代数学の問題も扱う。

1.一変数の微分(1)
2.一変数の微分(2)
3.一変数の微分(3)<この段階までで、一変数の微分計算の習熟を図る>
4.一変数の積分(1)
5.一変数の積分(2)
6.一変数の積分(3)<この段階までで、一変数の積分計算の習熟を図る>
7.二変数の微分(1)
8.二変数の微分(2)
9.二変数の微分(3)<この段階までで、二変数の微分計算の習熟を図る>
10.二変数の積分(1)
11.二変数の積分(2)
12.二変数の積分(3)<この段階までで、二変数の積分計算の習熟を図る>
   <以下の計3回の総合演習では微分積分学と線形代数学とにまたがる内容について
    問題を解く力と計算力との涵養を目指す>
13.総合演習(1)
14.総合演習(2)
15.総合演習(3)
[教育方法]
配られた問題を予め解いておく。
問題の解答を教示提示装置でプロジェクターに
投影して、解答の説明を行う。その後質問を受ける。
各自の解答と比較検討する。
提示された解答へのコメントが与えられる。
別解なども示される。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(B) 技術者としての知的基盤の形成
土木環境工学の専門知識習得に必要となる数学、自然科学及び情報処理の基礎学力を
身に付け、土木環境技術者としての知的基盤を形成する。
[その他]
問題は前期に配布されるので、後期の演習が始まるまでに
習った部分の解答を必ず作成しておくこと。