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授業科目名
担当教官
基礎統計学及び実習
福本 文代
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
253405 2 G 2 前期 I
[概要]
情報系の分野では, 現象を定量的に記述したり比較することが要求される. 基礎統計学及び実習では, 確率・統計手法の基本原理を理解し, Mathematica によるプログラミングを通して, 確率・統計に関する計算方法を習得することを目標とする.
カリキュラム中での位置付け:Gコースのカリキュラム
[具体的な達成目標]
現象の定理的な記述や比較が可能となるよう, 具体的な課題を通して確率・統計手法の基本原理を理解する. これにより, テキスト処理をはじめとする各種データ処理において, 統計量を扱うことができるようになる. 具体的な項目は以下の通りである.
(a) 与えられたデータに対する各種代表値について理解できている.
(b) 確率変数, 確率密度関数, 分布関数について理解できている.
(c) 正規分布, 2項分布, ポアソン分布などの基本的な分布の意味について理解している.
(d) 与えられた分布に従う確率変数の平均, 分散を求めることができる.
[必要知識・準備]
先修科目として, 基礎解析Iにおける微分・積分, 基礎解析IIにおける偏微分・重積分, 及び情報処理及び実習における Mathematica の基本的な操作について理解していることが望ましい.
[評価基準]
授業中に課す小テスト(20点), 中間試験(30点), 期末試験(50点)の合計で評価する.
[教科書]
  1. 和田 秀三, 統計入門, サイエンス社, ISBN:4-7819-0141-7
[参考書]
  1. 榊原 進, Mathematica プログラミング, 近代科学社, ISBN:4-7649-0228-1
[講義項目]
1. 代表値(平均, 相加・相乗平均, 調和平均, モード, メジアン)
2. 散布度(分散, 偏差)
3. 相関(相関係数, 回帰直線)
4. 演習1
5. 演習2
6. 確率(統計, 公理的確率)
7. 確率(条件付き確率と応用, ベイズ)
8. 演習3
9. 中間試験
10. 確率分布(確率変数, 離散と連続)
11. 正規分布(再生性と中心極限定理)
12. 2項分布, ポアソン分布, ラプラスの定理
13. 演習4
14. まとめ
15. 期末試験
[教育方法]
(未登録)
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(A) 情報処理技術者としての基本的素養, 及び基礎的スキルの修得
  確率・統計学が様々な現象を定量的に処理し, 客観的に判断するために重要な手法であることを理解させる.
(C) 基礎的な国際コミュニケーション力と地球的視野の修得
  Mathematica による演習を通して, 基本用語を習得する.
(D) 時代の変化に対応し, 自立的に学習する能力の修得
  授業で学んだことを小テストとして解くことで, 自ら理解度の確認を行う.
[その他]
(未登録)