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授業科目名
担当教官
プログラミングII演習
森澤 正之/渡邊 貫治/(  )
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
253136 1 G 1 後期 IV
[概要]
本科目は、「プログラミングII」で学ぶ内容に関して、コンピュータを用いた演習と実習を行うことを目的とする。具体的には、下記「達成目標」で述べられているアルゴリズムやデータ構造をC言語により実現するコーディング技法を習得する。

カリキュラム中での位置付け:Gコースのカリキュラム
[具体的な達成目標]
本科目を終了した学生は、以下の項目を理解しプログラミングが行えるようになる。
• 構造体
• ポインタ
• 動的データ構造
• 連結リスト
• スタック、キュー
• 探索・ハッシュ法
• 木構造の探索
• グラフの探索
• 再帰プログラミング
• 分割統治法
[必要知識・準備]
「プログラミングI」および「同演習」を履修済みで、C言語の基本的知識とプログラミング技術を習得ずみであること。
[評価基準]
3回のオンライン試験(合計75点)と6回のレポート課題(合計25点)とで成績を評価し、60点以上を合格とする。
[教科書]
  1. Al Kelley, Ira Pohl著、若林糧監訳, 基本から学ぶC言語, 日経BP社, ISBN:4-8222-8134-5,
    (毎回の演習課題はオンライン資料として提供される。)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
講義項目の変更は、毎回演習時に使用するオンライン上の資料にて通知する。

 1.ガイダンス・構造体に関する演習
[内容]
・授業計画の説明
・構造体,構造体型変数の宣言および参照
・構造体を用いた簡単なプログラミング

 2.ポインタに関する演習1
[内容]
・ポインタ型変数とその宣言
・&演算子と*演算子,
・アドレス計算,配列名とポインタ
・ポインタと文字列

 3.ポインタに関する演習2
[内容]
・ポインタと関数引数
・ポインタの配列
・関数へのポインタ

 4.連結リストに関する演習
[内容]
・メモリの動的割当と開放,動的変数
・連結リスト構造,リスト操作(挿入、削除)

 5.オンライン試験1
[試験範囲]
構造体、ポインタ、連結リスト

 6.スタック,キューに関する演習
[内容]
・配列を用いたスタック,キューの実装
・連結リストを用いたスタック,キューの実装
[レポート3]
スタックとキューに関する課題

 7.線形探索,二分探索に関する演習
[内容]
・連結リストを用いた線形探索の実装
・配列を用いた二分探索の実装

 8.ハッシュ法に関する演習
[内容]
・チェイニング法を用いたハッシュ法の実装
[レポート4]
探索に関する課題

 9.再帰プログラミングに関する演習
[内容]
・再帰の実装方法
・簡単な再帰手続き

10.オンライン試験2
[試験範囲]
スタック,キュー,線形探索,二分探索,ハッシュ法

11.二分木に関する演習
[内容]
・二分木の実装
・再帰を用いた(バックトラック法)二分木のなぞり

12.グラフに関する演習
[内容]
・グラフの実装
・再帰を用いたグラフの探索(バックトラック)

13.ファイル操作
[内容]
・シーケンシャルなファイル処理
・ランダムアクセスファイル処理

14.クイックソートに関する演習
[内容]
・再帰を用いたクイックソートの実装

15.オンライン試験3
[試験範囲]
再帰、二分木、グラフ、ファイル操作、クイックソート
[教育方法]
コンピュータ・メディア工学科教育用計算機システム(KKI)を用いて、プログラム作成の演習を行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
教育目標A[情報処理技術者としての基礎的素養及び基礎的スキルの修得]に対し、C言語を用いて、構造体、ポインタ等を用いたプログラミング技術を習得させる。

教育目標C[基礎的な国際コミュニケーション力と地球的視野の修得]に対し、Cコンパイラが示すエラーメッセージなどの英語を理解させる。

教育目標G[次の専門技術の何れか一つ以上を具備した人材の育成]のうち、2.マルチメディアコンテンツを開発処理する基礎的技術に対し、基本的なプログラミング技術を説明することによって、マルチメディアコンテンツの基礎的技術を習得させる。
[その他]
(未登録)