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授業科目名
担当教官
線形代数学II
栗原 光信/宮本  泉
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
253002 F 2 F 1 後期 II
[概要]
線形代数学?の内容を踏まえて、ベクトルや行列の概念を抽象化した線形代数学の概念を体系的に学習する。ベクトル空間の定義とその例を理解し、ベクトル空間に基づいた部分空間、次元、基底、線形写像、階数等の概念を、それらの例と共に学習する。最終的には連立一次方程式の解法を考察し、ガウスのアルゴリズムの運用を行なう。
[具体的な達成目標]
線形代数学?の内容を復習しながら、ベクトル空間の定義とその例を理解し、その空間に基づく部分空間、次元、基底、線形写像、階数等の諸概念を、それらの例と共に習得する。連立一次方程式の解法を考察し、解空間の基底と次元や一般解を求め、ガウスのアルゴリズムの運用に習熟することを目標とする。
[必要知識・準備]
高校数学の知識、線形代数学?
[評価基準]
殆ど毎回実施する演習用小テスト、および中間試験と期末試験の成績を、総合して判定する。
[教科書]
  1. 線形代数概説, サイエンス, ISBN:4781908675
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
(1) ベクトル空間
  ベクトル空間の定義とその例、部分空間
(2) ベクトル空間上の概念
  一次独立、一次従属、基底、次元
(3) 線形写像
  線形写像の定義と例、階数
(4) 連立一次方程式
  解空間、自由度と一般解
(5) ガウスのアルゴリズム
  解空間の基底と次元や一般解の導出
[教育方法]
高校数学との関連を意識しながら、線形代数の数学的な体系の理解を促す。新しい概念の定義と定理の証明を理解させながら、数学的な思考方法に慣れさせて行く。同時に、コンピュータによる数値計算を念頭に置いて、多くの例題による実際の計算法に演習用小テスト課しながら、計算アルゴリズムに習熟させるよう指導する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
情報処理技術に関連する諸問題をコンピュータ処理するとき、多くの場合最終的に線形代数の問題に帰着される。従って、ベクトルや行列や行列式に関する理論の理解とそれらの計算技術習得は、情報処理技術者にとって必須である。さらに、線形代数学の学習は、体系的な現代数学を理解するための入門としても役に立つ。
[その他]
(未登録)