授業科目名				担当教官
基礎化学				中川　清和
時間割番号	単位数	コース	履修年次	期別	曜日	時限
252042 E	2	E	1	前期	火	II
［概要］
化学は物質の学問であり、物質の組成、構造、性質、物質の生成の仕組みを理解するのに必要な最低限の知識を獲得すること、また、個々の物質などにこだわらず普遍的知識を得ることを目標とする。
［具体的な達成目標］
(ア)原子の構造、分子の形成を説明できる。 (イ)結晶がなぜできるか、結合による違いを説明できる。 (ウ)気体分子運動論を理解している。 (エ)化学反応ついて説明できる。 (オ)酸化還元反応について説明できる。 (カ)混合物の状態図を説明することができる。 (キ)反応を熱力学的見地から理解できる。 (ク)イオン化傾向について説明できる。
［必要知識・準備］
高校数学、高校物理、高校化学
［評価基準］
評価基準は、目標の化学とくに物理化学に関する全体像を把握することであり、目標達成度で評価を行います。出席、随時行う小テストおよび定期試験の成績を総合評価します。 配点：小テスト　30点、定期試験　70点 合格点：60点
［教科書］
(未登録)
［参考書］
井上亨、栗原寛人、小寺安、脇田久伸, 大学の化学への招待, 三共出版, ISBN:4-7827-0340-6 卜部和夫、川泉文男、平澤正広、松井恒雄, 理工系学生のための化学基礎, 学術図書出版社, ISBN:4-87361-995-5, (野村浩康、川泉文男　共編)
［講義項目］
1.原子に関する基礎 1.1原子の構造 1.2量子の概念、電子軌道 2.化学結合と分子構造 2.1イオン結晶 2.2共有結合 　波動関数、原子軌道と分子軌道 　分子軌道中の電子配置、共有結合 3.金属結合 4.気体分子運動論 4.1混合気体と分圧 4.2マックスウェル・ボルツマンの分布則 4.3平均自由行程 4.4実存気体の状態方程式 5.化学反応 5.1反応速度 5.2活性化エネルギー 5.3反応速度と温度 5.4化学平衡 5.5化学平衡に対する外的条件の影響 6.熱力学 6.1熱力学第一法則 6.2反応熱の定義 6.3結合エネルギー 6.4化学反応はなぜ起こるか 7.定期試験
［教育方法］
毎回の講義はパワーポイントまたはOHPを用いる．プリントを配布するので講義中に要点をそれに記入していくこと。
［JABEEプログラムの学習・教育目標との対応］
本科目は電気電子システム工学科の掲げる学習・教育目標「C-1：数学，物理学などの自然科学の基礎学力を養う」に対応する。
［その他］
毎講義の最後に、小テストを行う。