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授業科目名
担当教官
ニューロコンピューテング特論
服部 元信
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
414510 B 2 (未登録) 1 後期 VI
[概要と目標]
 今日,計算機は急速に小型化,高機能化し一般の社会生活にとって不可欠な道具となっている.特に演算速度の向上は目覚しく,我々人間が一生かかっても解けないような計算を瞬時に行うことが可能である.一方で,このような急速な演算速度の向上にもかかわらず,物体や人物の認識といった人間ならば幼児でも簡単に行えるような情報処理は全く不得意である.ニューロコンピューティングとは,この世で最も知的な情報処理システムといえる人間の脳の情報処理方式を積極的に模倣し,ノイマン型の情報処理方式における限界を克服し,人間のように知的で柔軟な情報処理を実現することを目指すものである.
 本講義では,ニューロコンピューティングの基礎理論について解説する.
[必要知識・準備]
ソフトコンピューティング特論を履修していることが望ましい.
[評価基準]
レポートによって評価する.
[教科書]
  1. 基礎と実践 ニューラルネットワーク, コロナ社, ISBN:4339023329
[参考書]
  1. 甘利 俊一, 神経回路網の数理, 産業図書
  2. ニューロコンピュータの基礎, コロナ社, ISBN:4339022764
  3. Introduction to the theory of neural computation, Addison-Wesley, ISBN:0201515601
[講義項目]
1.生体の神経細胞,神経回路網
2.ニューロンモデル
3.階層型ニューラルネットワーク
4.相互結合型ニューラルネットワーク
5.自己組織化ニューラルネットワーク