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授業科目名
担当教官
微生物代謝工学特論
宇井 定春
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
414100 A 2 (未登録) 1 後期 V
[概要と目標]
(未登録)
[必要知識・準備]
(未登録)
[評価基準]
(未登録)
[教科書]
(未登録)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
 微生物による有用物質の効率的な生産系をデザインするためには、着目する物質関連の代謝ネットワークを熟知し、そこから得られる知見をもとに生合成代謝システムの改良や培養プロセスの制御を検討することが要求される。このような観点に立って開発された代謝工学の最近の成果について解説する。具体的には、1.代謝工学の目標 2.代謝系改変による有用物質生産 (・外来遺伝子発現による新規物質生産例・遺伝子破壊による新規物質生産例・補酵素再生系の利用例等) 3. メタボリックコントロールアナリシスなど。
 また、講義担当者自身が研究してきたキラル体アセトイン系化合物の生産系の開発は、補酵素再生も含めた複雑な代謝系の詳細な理解のもとに、関連酵素遺伝子の発現制御、酵素の蛋白質工学的改変、異種微生物よりの関連酵素系の導入を行ったものである。その結果、本来の代謝の流れの制御と改変に成功し、効率的なキラル体生産にはじめて可能になった。これは、典型的な代謝工学の実践例であり、新しい代謝工学モデルを考えるための基礎として紹介する。