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授業科目名
担当教官
固体物理工学特論
中川 清和
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
401124 2 (未登録) 1 後期 II
[概要と目標]
固体物理とはその名の通り、固体の物理的性質を論ずることを目的としている。物質を細かく分けて世界の究極の構成要素の追求とそれを支配する法則を探るのではなく、原子が集まり結晶という集団を形成したときに現れる諸現象を理解するのが固体物理であり、これを利用しようとするのが固体物理工学である。その中でも特にエレクトロニクスの核として盛んに研究されている半導体に注目し、半導体トランジスタの基礎となる物理を理解することで、固体物理に習熟することを目標とする。
[必要知識・準備]
量子力学、電磁気学
[評価基準]
評価基準は、目標の半導体素子技術に関する全体像を把握することであり、目標達成度で評価を行います。随時を行う小テストおよび定期試験の成績を総合評価します。
[教科書]
  1. 半導体工学シリーズ 半導体の物理, 培風館, ISBN:4563032999
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.結晶構造
2.固体の格子振動(固体の弾性的性質、格子の振動)
3.バンド理論(自由電子模型、強結合近似、半導体のバンド構造、など)
4.電子統計と電子の輸送(正孔の概念、不純物レベル、サイクロトロン共鳴、電流磁気効果、など)
5.電子の散乱(フォノン散乱、不純物散乱)
6.半導体界面の物理(pn接合、ヘテロ接合、ショットキィ接合、など)
7.光物性(光の吸収、光の放出)