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授業科目名
担当教官
無機機器分析特論第二
川久保 進
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
325150 2 (未登録) 1 前期 II
[概要と目標]
 物質から情報を得る分析化学(分析科学)は、物質を取り扱うあらゆる分野で必要であり、その技術は益々高度化し、それに伴って分析機器は大型化し複雑になってきた。一方、分子レベルの光の吸収・発光、電気化学反応、触媒反応などを利用する分析方法は、比較的簡単な装置で分析が行える特徴があり、巧妙でおもしろい発想に基づく方法も少なくない。本科目では、無機機器分析の観点から、このような分析方法の幾つかに焦点を絞り、その特徴と応用について講義する。
 講義をとおして、研究や開発で直面する限界や問題を打ち破る発想力を養ってもらいたい。
[必要知識・準備]
学部で学んだ物理化学と分析化学の素養を必要とする。学部で使った参考書や教科書を用意し、必要なときに復習できるようにすること。
[評価基準]
 成績評価は、問題集(別途配布)から主に出題される定期試験の成績を基に評価する。発表会(講義項目参照)を開催した場合は、その成績(発表内容の理解度)も加えて評価する。
[教科書]
  1. 講義資料を配布する。
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.分子吸光分析(吸光光度分析)(3回)
 1.1 光の吸収
 1.2 高感度化
2.分子発光分析(4回または5回)
 2.1 発光過程
 2.2 蛍光分析
 2.3 光熱変換分光分析
3.反応速度を利用する分析(反応速度法)(3回又は4回)
 3.1 代表的な反応速度式
 3.2 分析への応用
4.電気化学分析(3回)
 4.1 イオン選択性電極
 4.2 ストリッピング・ボルタンメトリー
5.関連研究分野で利用している分析方法の発表会(受講生の人数による)
 受講生が利用している分析方法の紹介と質疑