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授業科目名 英語科教育学特論演習II
時間割番号 539104
担当教官名 田中 武夫
開講学期・曜日・時限 後期・火・VI 単位数 2
<対象学生>
(指定なし)
<授業の目的および概要>
本特論演習の目的は、これまで明らかにされてきた第二言語教授のあり方を理論的に多面的に理解することによって、英語科教育を研究するための基盤の一つをつくることである。研究で明らかにされている多面的な知見をもとに、日本の英語教育における言語指導のあり方をどのように捉え、教育実践でどのようにその言語能力を高める指導を考えていくべきかを探究する。
<授業の方法>
[この授業で行うこと]
・配布資料を読んで内容を確認する→言語指導の特徴を理解する
・前もって与えられた質問に答え討論する→言語指導の本質に関する理解を深める
・与えられた課題をもとに活動を考え発表する→指導上の課題とその解決策を具体的に考察する
輪読形式ではなく、配布資料を基礎にその内容に対する議論形式で行う。まず、資料内のキーワードおよび重要概念の理解度を確認する。授業中の議論を深めるために、資料に直接的・間接的な質問を前もって授業で提示し、それに答える簡単なレポートを書いてもらう。それに基づき授業内での議論を行うことにする。本書で述べられている事柄が、どのように英語教育実践の本質と関連しているのか、どのような問題を提起しているのか、どのように授業に応用できるかについて議論を深めることが目的である。
<成績評価の方法>
出席および授業中の議論への参加 20%
授業において出される課題の提出状況 20%
期末レポート              60%
期末レポートは授業で議論を行った各テーマを自由に選び自分の考えを論じる論述形式とする(2000字程度)。レポートの評価基準は、形式、わかりやすさ、内容による。ワープロによりA4用紙にプリントアウトして提出する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 授業中に資料を配布する
<参考書>
  1. 田中武夫・田中知聡, 「自己表現活動」を取り入れた英語授業, 大修館書店, ISBN:4-469-24488-0
  2. Ellis, R., Task-based Language Learning and Teaching, Oxford University Press, ISBN:0-19-442159-7
  3. Richards, J.C. & Renandya, W. A., Methodology in Language Teaching: An Anthology of Current Practice, Cambridge Universty Press, ISBN:0-521-00440-3
  4. Schitt, N., An Introduction to Applied Linguistics, Oxford University Press, ISBN:0-340-76419-8
<授業計画の概要>
第1回: オリエンテーション
第2回: コミュニケーション能力
第3回: リスニング
第4回: リスニング指導
第5回: リーディング
第6回: リーディング指導
第7回: スピーキング
第8回: スピーキング指導
第9回: ライティング
第10回: ライティング指導」
第11回: 文法
第12回: 文法指導
第13回: 音声指導
第14回: 語彙指導
第15回: テストと評価