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授業科目名 教育方法学特論演習
時間割番号 510602
担当教官名 沢登 義洋
開講学期・曜日・時限 後期・月・IV 単位数 2
<対象学生>
1-2年次大学院学生を対象学生とする。
原則として内地留学生等の履修を許可する。
<授業の目的および概要>
教師は学校で何のためにどのような形態で学習者に教育情報を提供するのかという教育方法学の根幹について洞察を深めることが授業の目的である。そして特に,現在のカリキュラム研究についての検討を通して,各研究者の最新の研究動向を探る。カリキュラム研究の哲学的側面,歴史学的側面,政策学的側面,実践学的側面等から多角的に学校教育を再検討する。
<授業の方法>
講義形式と演習形式を授業の方法として採用する。
<成績評価の方法>
出席状況50点。
定期試験50点。
合計100点で成績評価をする。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
大学内のサテライト会場を結んで遠隔授業を実施する予定。
月曜日?時限に開講する。
<テキスト>
  1. 『現代カリキュラム研究』, 学文社, ISBN:476201074X,
    (2001年)
<参考書>
  1. 樋口直宏,牛尾直行,林尚示編著, 『教育課程・教育方法論』, 学事出版,
    (2002年)

  2. 『教育課程の変遷からみた戦後高校教育史』, 学事出版, ISBN:4761904593
  3. 日本特別活動学会編, 『キーワードで拓く新しい特別活動』, 東洋館出版社, ISBN:4-491-01630-5
  4. 天野正輝編, 教育課程重要用語300の基礎知識, 明治図書, ISBN:4-18-024011-4
<授業計画の概要>
1 授業のオリエンテーション
2 福祉社会におけるカリキュラム開発
3 戦前台湾・満州・大陸での日本語教育
4 台湾の普通高校における日本語教育カリキュラム開発
5 異文化間コミュニケーションの視点からみた小学校の英語カリキュラム
6 文学者の経験した総合的な学習に関する一考察
7 新教育課程の意義と課題
8 研究開発学校におけるカリキュラム評価の実態と課題
9 教育プログラムの学校教育への導入条件に関する事例研究
10 シュタイナー学校におけるカリキュラムと教師の力量
11 学校学習の転換とカリキュラム開発の現在
12 「教科を越える」教師の主体形成の課題
13 高等学校の「総合的な学習の時間」で教師が教えたいことは何か
14 特別活動の現在
15 授業のまとめ