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授業科目名 体力診断理論
時間割番号 172014
担当教官名 福永  茂
開講学期・曜日・時限 前期・木・IV 単位数 2
<対象学生>
生涯学習課程スポーツ健康科学コース
<授業の目的および概要>
「体力とはなんぞや」から始まり、体力を構成するであろうと予想される形態と機能について、その測定を行う。測定の原理と測定方法に熟達したなら、得られたデータを記述統計法を用いて整理する。次いで、推測統計学を用いて、体力に関わる様々なデータについて、評価・診断を行う。
<授業の方法>
グループ討議・測定演習・コンピュータによるデータ処理実習・作図・作表・リポート
個人作業・グループ作業
一斉講義
<成績評価の方法>
リポートに出欠を加味して評価する
<受講に際して・学生へのメッセージ>
四月に行われる健康診断のデータと、保健体育の授業時に実施するスポーツテストのデータが必要。
<テキスト>
  1. 出村慎一, Excelによる健康・スポーツ科学のためのデータ解析入門, 大修館書店, ISBN:4-469-26467-9,
    (2300円)
<参考書>
  1. 新訂体育の測定・評価, 第一法規, ISBN:4474005848,
    (2913円)
<授業計画の概要>
 1.身近で「体力がある」と思われる人を例として挙げ、比較検討する。
 2.「体力がある」とはどういうことか。個人の意見・グループ討議・全体討議
 3.先人の唱えた「体力の定義」を調べ、比較検討する。
 4.形態測定の原理と測定方法及び実習
 5.データ整理・ヒストグラム・作表と作図
 6.代表値の意味と各種代表値の算出(平均・最頻値・中央値・幾何平均・調和平均)
 7.散布度の意味と各種散布度の算出(範囲・偏差・平均偏差・分散・標準偏差)
 8.二変量の関係(相関と回帰)
 9.形態とスポーツテスト成績との関係分析
10.集団の比較として、平均値の差の検定(T検定・分散分析)
11.評価法(Zスコア・Tスコア・三段階評価・五段階評価)
12.バッテリーテスト
13.体力の定義(自分自身の)
14.自分の専門種目における体力テストの作成
15.体力テストの検証