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授業科目名 障害児教育の展望
時間割番号 164001
担当教官名 山下 滋夫/広瀬 信雄/古屋 義博
開講学期・曜日・時限 前期・木・I 単位数 2
<対象学生>
障害児教育コース1年次
<授業の目的および概要>
 「障害」の意味および障害のある子どもの教育について,その歴史や思想をひもときながら,かつさまざまな事例を紹介しながら説明を行う。それにより,「障害(impairment)」という事実と「障害(disability/handicap)」という現象の関係について,そして,みなさん自身が障害のある子どもの発達に直接的または間接的に何らかの影響を与える環境因子(Environmantal Factors)の一つであるということについて,一緒に考えたい。
<授業の方法>
講義
<成績評価の方法>
 担当教員3人の合算(各教員がそれぞれレポートまたは小テストを行う。詳細については各教員の初回の授業で説明する)
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 障害のある子ども・人との共生が国際的な通念となりつつある。障害のある子どもの教育に関する知識や発想は,通常の学級での教育のみならず広く一般的なさまざまな生活局面の中で必須のものとなりつつある。その意味において,障害のある子どもをとりまく諸問題について,これまでの体験と照らし合わせて考えていく態度を尊重したい。そして,みなさん自身のそれぞれの立場や属性に応じて考えたことを,ぜひ我々に対して積極的に伝えてほしい。
 また,障害のある子どもの発達支援に関する実践的な経験を希望する学生に対しては,そのような体験の場の紹介もしていきたい。
<テキスト>
  1. 講義の中で紹介。
<参考書>
  1. 山口勝弘・古屋義博(編), 子どもの発達支援 −障害児教育のフィールドワーク−, 啓明出版, ISBN:4-87448-030-6
<授業計画の概要>
担当教員がそれぞれ4~5回の授業を行う。主な内容(キーワード)は以下の通り。
(1)山下:コミュニケーション,あそび,おもちゃ,重複障害など
(2)広瀬:ストーリー,大人の役割,授業,知的障害,聴覚障害など
(3)古屋:教育課程,発達援助技法(動作法や行動療法),肢体不自由など