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授業科目名 家庭簿記論
時間割番号 163605
担当教官名 常秋 美作
開講学期・曜日・時限 後期・月・I 単位数 2
<対象学生>
家政教育専修3年生以上
<授業の目的および概要>
 一般的にいわれる「家計簿」は現金主義会計に基づいた単式による簿記様式であるが、昨今の家庭における複雑な取引や期間消費・所得計算を前提とした場合、発生主義会計かつ複式による簿記が必要である。簿記・会計の基本概念を概説し、複式による「家庭簿記」の理解を深める。
<授業の方法>
 授業の前半は簿記や会計における基本的な概念について講義し、後半は取引モデルに基づいて、記帳から決算に至る一連の簿記手続きについて演習を行う。
<成績評価の方法>
 決算書の提出、出席、定期試験を勘案し、総合的な成績評価とする。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
「小遣い銭帳」を持ち、毎日、記帳すること。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 家政会計論(家政教育社)
<授業計画の概要>
1.授業全体のオリエンテーション
2.会計の公準(計算の3原則)
3.会計上の価値概念
4.財産の計算法
5.消費の計算法
6.所得の計算法
7.消費・所得の期間対応
8.簿記様式と計算構造
9.家計における勘定科目の設定例と取引例
10.取引仕訳と記帳法(演習)
11.取引仕訳と記帳法(演習)
12.元帳転記の方法(演習)
13.内部取引の処理方法(演習)
14.決算の手続き(演習)
15.会計情報(財務諸表)の見方