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授業科目名 リコーダー特別研究
時間割番号 162873
担当教官名 荒川 恒子
開講学期・曜日・時限 後期・水・I 単位数 2
<対象学生>
学校教育課程音楽教育専修
<授業の目的および概要>
合奏法I、II(各1単位)、リコーダー実習I、II(各1単位)のうち、少なくとも合計2単位をすでに履修していることが望ましい。しかし事情によっては、同様のリコーダー演奏能力をもつとみなし、履修を認める。リコーダーの演奏を通して、ルネサンス、バロック、および現代音楽の様式の違いを知り、リコーダーの表現能力、特色に対しての見識を深める。
<授業の方法>
基本的には練習してきたものに対するソロ・レッスンである。しかし履修者同士が同程度の能力を有する場合は、グループ・レッスンとする。そのことにより既習の「合奏法」よりも高度なアンサンブル演奏を達成し、音楽解釈を深めることができよう。
<成績評価の方法>
平常の取り組みを重視する。学期末に公開で行う試験の結果を加味して評価する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
短時間でもよいので、規則的に楽器に触れ練習し、時間を厳守して受講すること。事前に断りなく欠席しないこと。特別研究であるので、単に演奏するだけでなく、作曲家、作品等に関して学び、それらの様式を意識してほしい。
<テキスト>
  1. 前もって配付する。
<参考書>
  1. 適宜に必要と思われる楽譜を紹介する。
<授業計画の概要>
1.既習のレパートリーの確認と、レッスン方法の打ち合わせ
2.リコーダーのレパートリーの紹介
3.音楽史におけるリコーダーの位置付け
4.リコーダーとアンサンブルの可能性(ルネサンス時代の作品の実習)
5.ソロのレパートリーの拡大
6.ルネサンス時代のソロ曲実習
7.初期バロック時代のソロ曲実習
8. 後期バロック時代のソロ曲実習
9.無伴奏ソロ曲実習
10.現代とリコーダーについての概観
11. 現代作品にみられる特殊奏法について
12. 現代作品実習
13. ルネサンス様式による即興演奏の試み(初見)
14. バロック様式による即興演奏の試み(初見)
15. 総括、試験曲の選曲と打ち合わせ