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授業科目名 生態学
時間割番号 162685
担当教官名 平田  徹
開講学期・曜日・時限 後期・月・III 単位数 2
<対象学生>
ソフトサイエンス課程1−4年次
学校教育課程教科教育コース理科教育専修1−4年次 
生涯学習課程1−4年次
<授業の目的および概要>
生態学とは、自然界の階層のうち生態系、群集、個体群の各レベルにおける環境と生物、生物と生物の相互関係を明らかにする分野である。とくに、ここで得られてきた諸結果ならびに概念は今後の地球環境や地域環境問題に対処するために不可欠な面がある。本講義では、まず生態系から個体群までの構造や機能に関する基礎のしっかりとした理解、次いで各レベルにおける概念、仮説や理論の十分な理解を目標とするが、さらに各レベルでの問題点を思考し把握できる能力をも目標にして欲しい。
<授業の方法>
講義。
<成績評価の方法>
評価基準はどの程度講義目標に達したかであり、最終評価は定期試験によってなされる。また、講義に合わせてミニレポートを課し、これを補助評価としても使用する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
高等学校の生物の内容程度は必要知識として持っていて欲しい。準備はこの程度でよいが、以下に記した参考書以外の多くの書籍にも積極的にチャレンジしてもらいたい。
<テキスト>
  1. なし(必要な資料はプリントで配布)。
<参考書>
  1. ISBN:4563077038,
    (最低限ではあるが、E.P.Odum著:「生態学の基礎」または「基礎生態学」(培風館);松本忠夫著:生物科学入門コース第7巻「生態と環境」(岩波書店);伊藤嘉昭、山村則男、嶋田正和共著:「動物生態学」(蒼樹書房)を学んで欲しい。)
<授業計画の概要>
  1.生態学(Ecology)とは
  2.地球環境問題と地域環境問題
  3.生態系の構造と機能
  4.生態系の生産
  5.遷移
  6.群集構造
  7.群集構造解析
  8.ニッチとギルド、資源と種間競争の1
  9.ニッチとギルド、資源と種間競争の2
 10.島の生物学
 11.個体群調査法
 12.個体群の構造と成長
 13.社会生物学、行動・繁殖生態学の1
 14.社会生物学、行動・繁殖生態学の2
 15.共進化