授業科目名	有機化学実験
時間割番号	162667
担当教官名	廣瀬　裕子
開講学期・曜日・時限	前期・木・III-1~IV-1	単位数	1
＜対象学生＞
理科教育専修および環境化学コース３年生
＜授業の目的および概要＞
脂肪族および芳香族有機化合物の置換反応、付加反応、脱離反応、転移反応の実例を実験により確かめ、有機化学についての理解を深めるとともに、実験操作や成果の評価の方法について習得する。さらに、身近な天然物に有用な有機化合物が多数存在することを、いくつかの実例から学習する。
＜授業の方法＞
教官自製のテキストに示されるテーマの実験を、各自で計画・実施する。指定の教科書は実験操作法等を立案する際の指導書として必須です。
＜成績評価の方法＞
有機化学および実験に対する学習意欲とその理解度および実験レポートを総合的に評価する。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
「有機化学」を受講していることが必須です。各テーマの実験を始めるにあたって、操作についての流れ図等をノートに作成し、実験予定の週の月曜日に提出してください。十分な事前学習の成果が確認されないと、実験を実施することを許可しません。 オフィスアワー：火曜日３限、４限
＜テキスト＞
福富博監修, 新有機化学実験, 技報堂, ISBN:4-7655-0341-0
＜参考書＞
マクマリー, 有機化学概説, 東京化学同人, ISBN:4-8079-0513-9, (有機化学の講義で使用した教科書です。)
＜授業計画の概要＞
実験テーマは以下です。2ー6は二人の共同実験です。7ー10は一人で実験します。 1.実験操作等に関する説明 2.アルコールの脱離反応（２回） 3.アルケンの付加反応による酸化 4.融点測定 5.天然物の抽出 6.薄層クロマトグラフィー 7.芳香族化合物の置換反応（２回） 8.アミンの還元（２回） 9.分子内転移反応（２回） 10.染料の合成（２回）