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授業科目名 現代家族法論
時間割番号 162245
担当教官名 山口 亮子
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
(指定なし)
<授業の目的および概要>
わが国も、離婚の増加に伴い、これまでになく親子関係の多様化が進んでいる。
本講義では、法的な夫婦・親子の諸問題の解説を通して、多様化する現代における家族のあり方を論じていくとともに、子どもの権利の側面から見た家族関係を考察していく。
<授業の方法>
家族法の基本的内容を法律、判例、学説により説明した上で、受講生の意見を聞きながら対話方式で授業を進めていく。
授業では主に判例、事例を中心として、具体的な事件でどのようにそれが法律的に解決されるのかを学ぶ。
また、下された判例について、それに賛成するのか反対するのか、各自で検討して欲しい。
<成績評価の方法>
必ず全出席することは当然のこと、授業への積極的取り組みと、
試験期間中に試験を行うことにより総合的に評価する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
家族関係について興味を持って、新聞、小説その他で関心を高めておいて下さい。
<テキスト>
  1. 田山輝明, 事例で学ぶ家族法, 法学書院, ISBN:4587036706,
    (テキスト)

  2. 松川正毅, 民法―親族・相続 有斐閣アルマ, 有斐閣, ISBN:4641122067,
    ((参考書))

  3. 我妻栄, 民法〈3〉親族法・相続法, 頸草書房, ISBN:4326450665,
    ((参考書))

  4. 道垣内 弘人, 民法解釈ゼミナール〈5〉親族・相続, 有斐閣, ISBN:4641132208,
    ((参考書))

  5. 川井健, 民法〈5〉親族相続 新判例マニュアル, 三省堂, ISBN:4385311889
<参考書>
  1. 二宮周平, 家族法, 新世社, ISBN:4915787958
  2. 島津一郎, 親族―民法・第725条から第881条まで 別冊法学セミナー―基本法コンメンタール (No.173), 日本評論社, ISBN:4535402132
  3. 有地亨, 口語親族相続法 口語六法全書, 自由国民社, ISBN:4426423120
  4. 伊藤昌司, 相続法, 有斐閣, ISBN:4641132984
  5. リプロダクティヴ・ライツ―世界の法と政策, 明石書店, ISBN:4750313742
<授業計画の概要>
1.家制度から新しい家族へ
2.婚姻の成立と婚姻取消
3.内縁と婚約
4.離婚における法律問題
5.離婚により生じる子どもの監護権と財産分与
6.親子の成立(嫡出否認・認知請求)
7.養親子関係
8.人工生殖と家族法
9.相続の意義と相続人
10.相続の承認と放棄
11.相続分の計算
12.遺言、遺留分