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授業科目名 公民科教育法
時間割番号 160432
担当教官名 佐藤 正幸
開講学期・曜日・時限 前期・金・IV 単位数 2
<対象学生>
(指定なし)
<授業の目的および概要>
高等学校における公民科教育についての授業である。この授業では、NIE教育(Newspaper in Education)の実践を通して、公民科教育の理念と教科観を学ぶ。
毎日の新聞記事の中から、受講生一人一人が、興味を持った記事を取り上げ、それを発表し自分のコメントを付け加えることを通して、公民教育の理解を深めてゆきたい。
<授業の方法>
この授業で採用するNIE教育の実践は、以下の方法で行う。
(1)授業前準備:毎週授業開始までに、各自、過去一週間の新聞から政治・経済・社会に関する記事を切り抜き、A4版のレポート用紙に糊付けする。下半分にその記事についての各自の感想・コメントをパソコンで書く。
(2)授業時:授業では毎回全受講生が発表を行う。発表は記事の内容要約1分、感想・コメント1分の計2分とする。その後教師がコメントを加える。受講生は、発表者の内容を1−2行のメモにしてノートに書く。
(3)学年末の最後には、それまで提出した全レポートを返却するので、それを各自発表順に綴じ、自分の社会的関心がどのような問題に向かっていたかを、自己分析して、まとめレポートを提出する。
<成績評価の方法>
計十数回のレポート、及びノートに取ったメモを評価の対象とする。試験は行わないので、毎回出席していないと、評価の対象にならないので注意すること。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
この授業形式を始めて4年目になる。授業中三十人前後の発表に意識を集中し、一人一人に必ずコメントを付け加えるのは、教師にとって、実は講義や演習よりもはるかに疲れる授業である。しかし授業を重ねるごとに受講生の発表が的を得たものとなり、問題関心が深まってゆくのを実感出来るのは、教師冥利に尽きるものである。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
授業方法の項を参照のこと