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授業科目名 中等英語科教育法
時間割番号 160312
担当教官名 田中 武夫
開講学期・曜日・時限 前期・木・III 単位数 2
<対象学生>
(指定なし)
<授業の目的および概要>
中学校・高等学校における教科としての英語をどのようにして生徒に教えるかという英語科教育の理論と技術をこの授業を通して概観する。また、将来教壇に立つに当たり基本的かつ重要な指導技術を獲得するため、実際の英語授業を想定した具体的な課題に取り組むことによって、指導技術の基礎・基本を発見・体験してもらうことが本講座の目的である。
<授業の方法>
この授業で行うこと
・英語科教育に関連する事項の理解→教科書を読み理解
・英語の指導技術における基礎の体験→授業の計画と実施
・英語教育における多面的な考えの気づき→グループでの議論
毎回の授業で提示される課題を提出し簡単な発表を行う。テキストを使った英語科教育法におけるキーワード・重要概念の理解度を確認し、英語授業における具体的な英語教材を使った指導を考案してもらう。
<成績評価の方法>
(1) 出席および授業中の課題・議論の参加度 40%
(2) 授業における課題の提出状況 20%
(3) 期末課題 20%
期末課題では、英語科教育法における重要概念をいくつか選び、それを自分自身のことばを使って説明し、その概念をどのように授業に応用していきたいかを自分自身の意見としてレポートする。なお、テストする重要概念は、最終日の授業時にこちらから指定し、その中からいくつかを選択して論述してもらう。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 望月 昭彦ほか, 新学習指導要領にもとづく英語科教育法, 大修館書店, ISBN:4469244562
  2. 田中武夫・田中知聡, 「自己表現活動」を取り入れた英語授業, 大修館書店, ISBN:4469244880
  3. 文部省, 中学校学習指導要領(平成10年12月)解説―外国語編―, 東京書籍, ISBN:448728689-1
  4. 高等学校学習指導要領解説―外国語編英語編, 開隆堂, ISBN:430404074X
<参考書>
  1. 大喜多 喜夫, 英語教員のための応用言語学―ことばはどのように学習されるか, 昭和堂, ISBN:4812200180
  2. 中嶋 洋一, 学習集団をエンパワーする30の技, 明治図書, ISBN:4187186077
  3. Brown,H. D., Teaching by Principles: An Interactive Approach to Language Pedagogy, Addison-Wesley, ISBN:0130282839
  4. Brown, H. D., Principles of Language Learning and Teaching, Addison-Wesley, ISBN:0130178160
  5. 加藤辰雄, 誰でも成功する子ども集団の動かし方, 学陽書房, ISBN:4313651241
<授業計画の概要>
オリエンテーション
第1回: 英語教育の目的
第2回: 学習指導要領とコミュニケーション能力
第3回: シラバスと教授法
第4回: 言語材料1(語彙,綴り,発音,イントネーション)
第5回: 言語材料2(文法)
第6回: 言語材料3(異文化理解)
第7回: 技能1(リスニング)
第8回: 技能2(スピーキング)
第9回: 技能3(リーディング)
第10回: 技能4(ライティング)
第11回: 言語活動の作成と実施
第12回: 教科書の使い方
第13回: テスト
第14回: 教師発話
第15回: 授業運営