授業科目名	初等図画工作科教育学
時間割番号	160272 C
担当教官名	栗田　真司
開講学期・曜日・時限	後期・木・IV	単位数	2
＜対象学生＞
(指定なし)
＜授業の目的および概要＞
戦後の図画工作科の教育課程変遷史、作品主義、造形要素、DBAE、造形遊び、評価方法などを学ぶことによって、現在の図画工作科が内包している課題や特性を明らかにする。特に様々な視覚文化に取り囲まれた現在の子ども文化と図画工作科の内容との関連について検討する。
＜授業の方法＞
毎回、内容と方法が違います。講議形式もあれば演習や実技もあります。飽きさせません。
＜成績評価の方法＞
出席３０％、授業中の活動や提出物４０％、レポート３０％ レポート課題　 『小学校学習指導要領解説図画工作編』の解説文を読んで、学年ごと、内容ごとに要点をまとめ、感想を述べなさい。 ※提出期限や様式などの詳細については、授業の中で提示する。 レポート等の提出先　L号館５階５１１室
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
とにかく出席してください。
＜テキスト＞
文部省, 『小学校学習指導要領解説図画工作編』, 日本文教出版, ISBN:4-536-40033-8 C3037
＜参考書＞
栗田真司, ポリ袋でつくる, 大月書店
＜授業計画の概要＞
１　授業ガイダンス ２　図画工作科教科書の閲覧会　 　　　　ひとり最低６冊の教科書を徹底的に ３　図画工作科の歴史 　　　　山本鼎とは？ 　　　　なぜ小学校は図画工作科で、中学校は美術科なのか。　 　　　　学習指導要領の変遷 ４　新しい模索 　　　　創造主義美術教育　ー自己表現中心の教育 　　　 DCR(Discipline-centered Reform) 　　　 DBAE(Discipline-based Art Education)　ー表現、美術批評、美術史、美学　 ５　仮想日本版DBAE実践 　　　　模擬授業 ６　仮想日本版DBAE実践 　　　　模擬授業２ ７　造形遊びとは 　　　 DO ー大阪の７人の侍 　　　　造形遊びの理念 　　　　現代美術との接点 ８　造形遊びの実際 　　　　ポリ袋でつくる ９　附属小学校実地指導 　　　　附属小学校教諭　大村一也先生の実践 10 絵を描く子どもたち 　　　　映画『絵を描く子どもたち』(監督：羽仁進,　1956年)を観て 11　描画実習　　ー　臨画 12　描画実習２　ー　自己表現 13　図画工作科における評価の考え方 　　　　表現過程をどのように評価するか 14　絵を描かない子どもたち　 　　　　10歳の壁