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授業科目名 読書と豊かな人間性
時間割番号 101004
担当教官名 岩永 正史
開講学期・曜日・時限 後期・火・V 単位数 2
<対象学生>
3.4年次生
<授業の目的および概要>
 読書という社会文化的な行為を獲得することを、ひとつの人間性の開花ととらえ、それに関わる問題点や支援の方法を考える。
<授業の方法>
講義、実習(絵本の読み聞かせ、紙芝居、本の制作、ブックトークなど)
<成績評価の方法>
レポート、実演、作品提出
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 秋田喜代美, 読書の発達心理学, 国土社, ISBN:4337450327,
    ( )
<参考書>
  1. 授業中に指示する
<授業計画の概要>
1.戦後日本の児童文化史を概観、特に昭和20年代後半から30年代に起こった「悪書追放運動」を検討し、児童文化と大人の価値観、読書の意義と目的、読書習慣形成について考察する。
2.児童の文章理解研究の成果を概観し、読書によって児童に形成される能力、心情、生活態度について考察する。特に、情報化社会の影の部分(児童のテクノ依存症など)を回避するための読書の有効性に触れる。また、それらを踏まえて、発達段階に応じた図書とその指導について明らかにする。
3.読書の指導法(読み聞かせ、ストーリーテリング、ブックトーク)について実演、実習も交えつつ具体的に明らかにする。
4.家庭、地域、公共図書館と児童の読書生活について、甲府市に見られる地域文庫活動(一般家庭の一部を解放して行われる小さな図書館活動)を取り上げ考察する。