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授業科目名 英語R(上級)
時間割番号 055102F
担当教官名 古家 貴雄
開講学期・曜日・時限 前期・金・III 単位数 2
<対象学生>
教育人間科学部・工学部(人数制限60人)
<授業の目的および概要>
ある程度のレベルの内容を持ったテキストを読み、その内容について的確に理解する力を付けることを本授業の目的とする。したがって、授業形式は演習である。したがって毎時間積極的に読みという行為に関わってもらいたい。読みのアプローチはトップ・ダウン方式を採用する。細かい内容の読みよりも概要把握を読みの目的とするアプローチである。文章を読んだ後で内容の概要を書くという訓練も行ってみたい。また、自分の理解の程度をチェックする方法も取り上げてみたい。
<授業の方法>
演習形式で授業を進める。最初の1時間はリーディング活動で、実際にその場でテキストを読んでもらう。したがって、基本的に予習は必要とはしない。その後、内容把握問題に答えてもらう。最後の30分は語彙力あるいはリスニングについての演習を行う。聞き取り問題に実際に答えてもらうこともある。また、授業の最後には文章の要約を課すこともある。読みについては自分のレベルに合わせて語彙脚注などを利用してもらいたい。
<成績評価の方法>
出席重視。ある一定以上休むと単位は取得できない。5回欠席以上で単位の修得は無理になる。学期の最後にテストを行う。出席ととテストのバランスで各個人の成績が決定される。出席と授業への参加度で50%、テストの成績で50%を評価する。なお、仮に出席していたとしても、居眠りをしていたり、参加が消極的な場合には出席とは認めないことがある。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
とにかく1 時間、1 時間の授業に真剣に取り組んでもらいたい。テキストの内容把握を重視するので、訳はなるべくしないようにしたい。自分のレベルを把握して、それによって、読みの時に利用する脚注やヒントを各自選択してもらいたい。復習は各自、きちんとやっておいてもらいたい。
<テキスト>
  1. Patricia Ackert/佐々木 由美編著, Cause & Effect, 松粕社, ISBN:4-88198-477-2
<参考書>
  1. 授業時に指示。
<授業計画の概要>
1 .リーディングにおけるスキーマの重要性
   背景知識の使い方に関する知識の理解
2 .Sleep and Dream
   眠りの種類、夢の役割の理解
3 .Changes in the Family
   家族形態の変化が生活に及ぼす影響の理解
4 .Left-Handedness
   左利きの人に対する人々の認識の変遷の理解
5 .Photovoltaic Cells
   細胞についての基本的な考え方の理解  
6 .Rain Forests
   熱帯雨林が破壊されることによる我々への影響の理解
7 .Biological Clocks
   体内時計は生命リズムとどのような関係にあるかの理解
8 .World Population Growth
   人口が増えるとどのような影響が地球に起こるかの理解
9 .Afraid to Fly
   飛行機に乗ることの恐怖心の正体の理解
1 0 .CPR
   人口呼吸が必要な場面とその方法についての理解
1 1 .Headaches
   頭痛の種類とその治療方法についての理解
1 2 .Biospheres in Space
   宇宙ステーションの発達状況の理解
1 3 .The Garbage Project
   ごみのリサイクルの状況と新技術の理解
1 4 .英文読解におけるパラグラフの重要性
   パラグラフのつながり、トピックセンテンスの機能についての理解
1 5 .まとめ
以上の内容の他に毎時間、プリントに沿って語彙力増殖の活動かリスニン
グ演習を行う。