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授業科目名 人間と機械
時間割番号 053038
担当教官名 吉岡 正人/米村 元喜/萩原 親作/本田   建
開講学期・曜日・時限 後期・火・I 単位数 2
<対象学生>
全学生対象、但し、「053028人間と機械そしてロボット」の単位取得者は履修できません。
<授業の目的および概要>
人類と機械技術のかかわりについて機械の発達の歴史を通して概観する。また、機械に使用する材料に関する発達の歴史について解説する。新材料開発の過程についてエピソードを紹介しながら観察や考察の重要性について解説する。さらに人間と機械の違いについて論じるとともに、ものづくりに対する試行方法やその方法論について、具体的な例をあげて説明する。
<授業の方法>
オムニバス方式
<成績評価の方法>
レポート、期末試験および出席状況を加味して総合的に評価する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
自分たちが勉強する狭い専門分野に閉じこもることなく、広い視野で現代社会と機械技術文明の関係を考えるようになることを期待する。
<テキスト>
  1. 教科書は指定しない。必要なものは印刷して配布する。
<参考書>
  1. 必要に応じて講義時に紹介する。
<授業計画の概要>
下記の4名の教員が3回づつの講義をおこなう。(順不同)

吉岡正人
  主として機械材料の歴史、新材料の開発にまつわるエピソードなどを3回にわたって述べる。さらに、材料の開発にまつわる物理学的、化学的考察の重要性を、これら話題を通じて理解させる。各回のタイトルは以下のとおりである。
 1.鉄鋼材料の発達
 2.新金属の開発
 3.機能性セラミックスの開発

米村元喜

萩原親作
 1.もの作りの歴史的発明
 2.もの作りのための工作機械
 3.工作機械を凌ぐ職人の匠

本田 建
 人間と機械のかかわりについて社会的・経済的な背景を含めた観点から、機械の発達の歴史について説明する。(2回)
 また、最近の技術進歩の具体的な例として、青色発光ダイオードの開発を取上げ、これからの技術者にはどのような視点が必要になるかを考える。(1回)