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授業科目名 | 生物学の様子 | ||
時間割番号 | 053015 A | ||
担当教官名 | 中村 司 | ||
開講学期・曜日・時限 | 前期・金・III | 単位数 | 2 |
<対象学生> | |||
全学生対象 | |||
<授業の目的および概要> | |||
生物学は分子から生態系まで広範囲にわたるので、全分野を詳述することは困難である。そこで 生物学の起こりから細分化された分野までの歴史を歩むことで、その全貌を把握することにしたい。また地球温暖化が深刻化している時なので、自然保護や環境問題についても述べる。さらにバイオテクノロジ−など先端科学についても知っていただけるような講義にしたい。 |
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<授業の方法> | |||
講義は理解を早めるため、主としてパワ−ポイントによる画像を示しながら行うが、板書や時にはビデオなども利用する。 | |||
<成績評価の方法> | |||
試験かレポートを課すが、毎回の講義終了時に学生に記入して貰う講義内容の把握文と講義の区切りで行う小試験と出席数等を総合して評価する。 | |||
<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||
毎回の授業への出席を重視します。 | |||
<テキスト> | |||
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<参考書> | |||
(未登録) | |||
<授業計画の概要> | |||
1.自然科学の発展と科学分野における生物学の位置づけ、また生物学を学ぶ態度について。 2.生物学の起こりから量子生物学まで著名な研究を例に上げながら生物学の歴史を歩む。 3.分類学、生理学、生態学、遺伝学などの基礎分野と、それらから細分化した分野の概要。 4.生物学の研究を発展させた機器と科学技術:顕微鏡、遠心分離器、アイソト−プほか。 5.現在の生物学からさらに廣くライフサイエンスを学ぶ必要性が生じた背景と今後の反省。 6.生態系の構造と機能について述べさらに生命誕生から生態系の進化について説明する。 7.動物の行動と生理、本能と学習について紹介し鳥類を例に渡りの生理と機構を詳述する。 8.環境汚染の実態について河川湖沼、海洋、大気、森林、土壌などの汚染状況を概説する。 9.地球の温暖化の現状と未来の予測その他酸性雨、オゾン層破壊、生物多様性等について。 10.山梨の動植物や景観など特色ある自然について紹介し、自然保護教育の現状を説明する。 11.世界自然遺産ガラパゴスの自然とその保護、及び小笠原諸島と南西諸島の自然と保護。 12.遺伝学についてメンデル遺伝から遺伝子の本体であるDNAの働きや染色体の解読など。 13.環境ホルモンによる野生動物の生殖異変の諸例について述べ、それらを防ぐてだて。 14.バイオテクノロジ−、遺伝子工学、クロ−ン、ヒトゲノムなど21世紀最新科学の紹介。 15.最終試験またはレポ−トを課す。 |