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授業科目名 子どもと文化
時間割番号 052051
担当教官名 栗田 真司
開講学期・曜日・時限 後期・金・III 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
誰の記憶の中にも子どもの頃夢中になっていた遊びやおもちゃなどの流行現象があるはずだが、その多くが実は大人が仕掛けたモノである。この授業では、企画する大人の側と受けとめ発展させる子どもの側の諸現象を追いながら、それらを質的研究の視点によって読み解き、子どもを取り巻く社会と子どもの内的世界との新たな関係を論考する。特にここでは、何人かで徒党を組んで行動するようになる1 0 歳以降の子どもの文化の特性を考察する。
<授業の方法>
受講者が5 0 名以下の場合は、授業の後半部に課題に関する調査と発表を伴う演習形式を一部取り入れたいが、5 0 名以上の場合には講義中心で行う。
<成績評価の方法>
授業中に課す意見感想レポート20%、出席状況40%、学期末の課題レポート40%を総合的に判断して評価する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
子どもやキャラクターに本当に興味がないと半年間受講するのはかなり厳しい。単なるオタクも同様です。
<テキスト>
  1. 用いない。
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1 .「子どもとは何歳までか」大人の都合で変わる子ど
もの年齢。一方、老人は何歳からか?
2 .「子ども観の変遷」中世に子どもは存在しなかった。
Convention on the Rights of the Child の精神
3 .「児童文化から子ども文化へ」子どもと子供と児童
4 .「子ども文化の二面性」大人が仕組んだ文化と子ど
もが創出した文化文化と文明
5 .「メディアの発達と子どもの想像力」口承からイン
ターネットまで暗闇が育む想像力
6 .「ブームとは何か」カバヤ文庫とアトムシール
7 .「キャラクターブーム−怪奇・妖怪ブームの頃」そ
れは少女雑誌から始まった
8 .「キャラクターブーム−怪獣ブームの頃」
1 9 6 6 年1 月2 日(日)午後7 時TBS テレビ
9 .「キャラクターブーム−ロボットの時代」マリアや
ロビーとガンダムは何が違うのか戦隊ものの秘密
1 0 .「食玩の時代」玩具はどうあるべきか児童公園の
すべり台とブランコは必要か
1 1 .「かわいいの時代」なぜかっこいいは廃れるのか
1 2 .「発信する子どもたち」なぜ野球でなくサッカーが
選ばれたのかビデオゲームの変遷
1 3 .「コミュニケーション消費論」ビックリマンシール
スターウォーズボトルキャップの仕掛け
1 4 .「子どもの言い分」子どもの替え歌子どもを理解
するということは