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授業科目名 市民社会と法
時間割番号 052045
担当教官名 山内 幸雄
開講学期・曜日・時限 前期・月・II 単位数 2
<対象学生>
全学生対象 但し、「052008 市民社会と法A」「052009 市民社会と法B」の単位を取得した学生は履修できません。
<授業の目的および概要>
憲法の観点に立って、現代社会に沸き起こる問題の中から、男女共同参画の中核的概念である「男女平等」および「個人の尊重」に関する問題を取り扱う。例えば、女子学生の就職差別、少子化問題・高齢化問題、結婚や子育てを巡る自己決定、テレビ番組での人権(プライバシーなど)侵害に見られる人権無視・軽視状況など。話題となっている時事的なニュース事例も取り上げ、それの何が問題かを憲法の立場から解明する。
<授業の方法>
(1)時事問題コーナー(2)憲法の基礎知識コーナー、の2部構成で各時間の授業を行う。(1)は、時事問題を憲法の立場で批判検討する。(2)は、テキストを中心に憲法の基礎知識をつけ、社会を見つめるしっかりとした物差しを作り上げる。
<成績評価の方法>
成績の評価は、1)授業に関する積極的態度、2)レポート、の2つで決める。したがって、授業中に積極的な態度を示したり、良い質問したりすると、評価も良くなる。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
毎日の時事的ニュースに目を向け、新聞の記事や解説欄を読むように心がけてほしい。
<テキスト>
  1. 金城清子, ジェンダーの法律学, 有斐閣, ISBN:4641121494
  2. デイリー六法, 三省堂
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
法の下の平等
フランス「男女平等アクセス法」
ジェンダーの平等を目指した国連の基本原則
アンペイド・ワーク(電通過労自殺最高裁判決など)
家族とジェンダー(軽井沢心中事件など)
男女雇用機会均等法
  (日産自動車事件)
  (丸子警報機事件)
  (帝国臓器製薬事件)
人権としての性と生殖の権利
ドメスティック・バイオレンス
セクシュアル・ハラスメント
パパ・クォーター制
男女共同参画社会基本法
男女共同参画社会基本法