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授業科目名 基本教養科目III
時間割番号 050003 A
担当教官名 室田 敏行/栗原 光信
開講学期・曜日・時限 前期・水・II 単位数 2
<対象学生>
1年次生
<授業の目的および概要>
(室田)現代的観点から自然科学的な学問論を講義する。現代の科学は、一般市民に対しても、また個別科学の専門家に対しても、さまざまな問題を提起している。その中で、各個人は、いろいろな場面で、そのような問題に対する自己の判断を明確にすることを迫られている。この講義では、そのような問題を考える契機や素材を提供することを目指して、科学技術とはどういうものか、幾つかの切り口から考えてみたい。
(栗原)人類の歴史の中で学問あるいは科学がどのように形成され体系化されてきたか、学問の発生時期から現代までを色々な切り口を通して考察する。このことを通して大学で学ぶ学問と教養の持つ意義について、基本的な認識ができればと考えている。
<授業の方法>
前半を室田が、後半を栗原が担当し、講義形式で授業を進める。演習を課すこともある。
<成績評価の方法>
出席状況、レポート、中間試験や定期試験に基づく総合評価
<受講に際して・学生へのメッセージ>
個別化された領域に関する専門的知識を深めることと並んで、人間の営みとしての学問のあり方について、総合的な観点から考察することは、大学で学び、研究するうえで、重要な意義をもっている。新入生諸君には、大学生活の始まりにあって、このことを特に理解して、意欲的に勉強してほしい。
<テキスト>
  1. とくになし
<参考書>
  1. 授業中に指示
<授業計画の概要>
(室田)
1 .科学技術を総体として捉えよう
2 .科学とは───歴史的に見れば
3 .科学とは───合理と神秘
4 .技術とは───技術と科学
5 .科学・技術と社会
6 .現代科学技術───その光と陰
(栗原)
1 .学問の成立とその歴史1
2 .学問の成立とその歴史2
3 .近代科学の成立とその性格1
4 .近代科学の成立とその性格2
5 .大学における学問の学び方1
6 .大学における学問の学び方2