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授業科目名
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外科学1 講義
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担当教官
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藤井 秀樹
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時間割番号
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単位数
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履修年次
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期別
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M006174 | 2 | 4 | 通期 | |||
[学習目標] | ||||||
一般目標(GIO) 臨床医学を支える科学的な思考を身につけた医師となるために,臨床医学が,真理の探求とともに,病因,病態に基づいた診断法と治療法の開発が重要な部分を占める「実学」であることを理解し,既知の病因,病態,治療法を充分に理解するとともに,最近の著しい医学研究の進歩によって得られた新知見や,治療法に基づいた問題解決能力を身につける。 行動目標(SBOs) A 知 識 I 系統講義における行動目標 1),外科領域における主要な疾患の病態生理,症状,診断治療法,術後管理について基本的な知識を説明できる。 2),1)に挙げた項目の理論的根拠となる基礎医学的事項を説明できる。 a)外科領域における主要な病態に対する代表的な術式と基本的手術手技を説明できる。 b)手術侵襲と生体反応について説明できる。 c)免疫,栄養,分子生物学の外科学における意義を説明できる。 d)外科的感染症の病態,治療法を説明できる。 e)外科における新しい応用分野としての再生医学の現状を説明できる。 II 臨床講義における行動目標 1),現在入院中の症例の各資料を解析し現在のレベルでの診断,外科的治療について系統講義で習得した知識がどのように応用されているかを説明できる。 III 臨床実習(Bed-side learning)における行動目標 1),主治医とともに患者回診を行うことにより診察法の実際,術後管理の実際,カルテ記載法等を説明できる。 2),主治医が行う検査,処置を介助,見学することにより,レントゲン検査,内視鏡手技,採血,血管確保,気道確保などの基本的処置を説明できる。 3),受け持ち患者の手術に参加して,基本的手術手技,術式,解剖学的事項を説明できる。 4),症例検討会に参加し,症例呈示,ディスカッションを通して個々の症例を総合的に把握することの重要性を説明できる。 5),患者ならびに家族への接し方を理解し,インフォームドコンセントの実際を説明できる。 6),医療が多職種の人々により成り立っていることを実体験を具体的に説明できる。 7),輸血の取り扱い方法を説明できる。 B 技 能 臨床実習(Bed-side learning)における行動目標 1),準主治医として受け持ち患者を診察し,その所見を記載することができる。 2),準主治医として主治医の指導のもとに血圧測定,採血,尿検査などの基本的手技が実践できる。 3),血液型の判定ができる。 臨床実習における医行為の水準と実施項目は以下の如くである。 水準I(指導医の指導のもとに実施が許容されるもの) 病歴の聴取,全身の視診,触診,打診,直腸診,血圧測定,超音波検査,検尿,体位変換,移送,外科手術における第2助手,酸素投与,バイタルサインチェック。 水準II(状況によって指導医の指導のもとに実施が許容されるもの) 直腸鏡,採血,心電図,皮膚消毒,皮膚切開縫合。 C 態 度 1),清潔な服装,身だしなみに心懸けることができる。 2),患者,家族への態度,言葉使いに細心の注意が払える。 3),時間を厳守することができる。 4),他の医療従事者に礼儀をもって接することができる。 これらの講義から得られた知識、技能、態度は臨床実習に移行するにあたって施行されるCBT試験により、評価される。 |
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[授業計画] | ||||||
学年 実施期間 講義及び実習内容 コマ数1コマ2時間 担当教官 4 4月11日(月) 外科の歴史 1 藤井秀樹 4月18日(月) 基本的手術手技 1 藤井秀樹 4月22日(金) 外科侵襲と生体反応 1 河野浩二 4月25日(月) 急性循環不全(ショック) 1 須貝英光 5月2日(月) 急性循環不全(敗血症) 1 飯野 弥 5月9日(金) 多臓器不全 1 河野 寛 5月16日(月) 外科と感染症 1 藤井秀樹 5月23日(月) 手術と代謝 1 松田政徳 5月30日(月) 周術期管理(輸液) 1 井上慎吾 6月6日(月) 外科と栄養 1 鈴木哲也 6月13日(月) 外科腫瘍学総論(1) 1 藤井秀樹 6月20日(月) 外科腫瘍学総論(2) 1 藤井秀樹 6月27日(月) 腫瘍免疫の基礎 1 松田政徳 7月4日(月) 腫瘍免疫の臨床 1 河野浩二 7月11日(月) 再生医学と外科 1 藤井秀樹 9月26日(月) 外科と分子生物学(1) 1 板倉 淳 10月3日(月) 外科と分子生物学(2) 1 板倉 淳 10月14日(金) 内視鏡下手術 1 飯塚秀彦 (公立山梨甲陽病院) 10月17日(月) 前期総論試験 10月31日(月) 臨床講義(上部消化管) 1 河野浩二 11月7日(月) 臨床講義(下部消化管) 1 飯野 弥 11月14日(月) 臨床講義(肝臓) 1 松田政徳 11月21日(月) 臨床講義(胆道) 1 藤井秀樹 11月25日(金) 臨床講義(膵臓) 1 板倉 淳 12月5日(月) 臨床講義(内分泌) 1 井上慎吾 12月12日(月) 特別講義 1 江口英雄 1月16日(月) 特別講義 1 久保雅子 (山梨県立中央病院) 1月23日(月) 特別講義 1 関川敬義 (東京逓信病院) 1月30日(月) 特別講義 1 森 武生 (都立駒込病院) 2月6日(月) 特別講義 1 鶴丸昌彦 (順天堂大学医学部) 2月13日(月) 後期各論試験 2月20日(月) 臨床実習について 1 藤井秀樹 |
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[評価基準] | ||||||
4年時の系統講義ならびに臨床講義終了後に講義担当教官によっては,講義内容に即した試験を実施する。また、総論の試験点数20点、各論の試験20点、授業の出席点数60点(1授業出席点数2点)とし、合計100点満点で評価する。60点以上を合格とする。また、試験に関しては再試を施行しない。やむなく授業を欠席する時は、しかるべき理由とその証明が必要である。5年時の臨床実習終了後には,受け持ち患者についてレポートを提出する(レポート提出期限は臨床実習終了後2週間以内とする)。6年時には卒業試験の成績(60点以上で合格)をもって卒業の可否を評価する。 | ||||||
[教科書] | ||||||
[参考書] | ||||||
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