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授業科目名
解剖学1
担当教官
大野 伸一/馬場  健
時間割番号
単位数
履修年次
期別
M004012 5 2 通期
[学習目標]
(A)一般目標
 臨床医学及び基礎医学を学ぶためには,その基礎として必要な正常な人体の構造と機能に関する知識を習得させる。
(B)行動目標
1)知   識
 人体各臓器がどのような組織で構成されているかをその機能と関連づけて説明できるように指導する。
2)技   能
 解剖学第1教室は,2年次生に対しては解剖学教育のうちで前半期には主に顕微解剖学(組織学)を分担し,さらに後半期には肉眼解剖学のうちで中枢神経解剖学を分担する。また3年次生に対しては電子顕微鏡学について教える。
3)態   度
 医学領域の中でも,特に形態学的知識より医科学的思考ができるように指導し,将来医師や医学者として社会の要請に対応できるような素養を身につけさせる。
[授業計画]
学年  実施時期      講義及び実習内容         コマ数 担当教官
2 4月15日(金)組織学研究法 実習:細胞,核         2  大野
  4月22日(金)電顕組織学  実習:細胞小器官        2  藤井
  5月 6日(金)上皮組織   実習:単層上皮,多列上皮他/
                    管状腺,胞状腺他     2  大野
  5月13日(金)結合組織I   実習:結合組織,細網組織,
                    軟骨組織         2  馬場
  5月20日(金)結合組織II  実習:骨組織/血液,リンパ   2  馬場
  5月27日(金)筋組織    実習:平滑筋,骨格筋,心筋   2  藤井
  6月 3日(金)神経組織   実習:神経細胞,神経線維他   2  寺田
  6月10日(金)組織学総論実習試験              2  全員
  6月17日(金)内分泌系   実習:下垂体,松果体/
                    甲状腺,上皮小体他    2  馬場  
  6月24日(金)男性生殖器  実習:精巣,精巣上体他     2  大野
  7月 1日(金)女性生殖器  実習:卵巣,卵管,子宮他    2  大野
  9月30日(金)組織学総論、各論中間筆記試験         2  全員 
 10月 4日(火)消化器系I   実習:口腔,唾液腺,歯,
                    咽頭,食道,胃      2  馬場
 10月11日(火)消化器系II  実習:小腸,大腸、肝臓,膵臓  2  馬場
 10月18日(火)呼吸器系   実習:鼻腔,咽頭,気管他    2  藤井、
                                    佐々木
 10月25日(火)造血・免疫系,実習:骨髄,リンパ節,脾臓他/
          心脈管系      動脈,静脈,心臓他    2  寺田
 11月 1日(火)平衡感覚器, 実習:平衡感覚器/皮膚,毛他
          皮膚                     2  藤井、
                                    齋藤
 11月 8日(火)泌尿器系   実習:腎臓,尿管,膀胱他    2  大野
 11月15日(火)視覚器,神経系 実習:眼球/大脳,小脳他   2  藤井
 11月22日(火)組織学各論実習試験              2  全員
 11月29日(火)神経解剖学緒論,実習:脳出し,脳の概観,
          髄膜と血管      クモ膜と軟膜,脳の血管,
                     脳神経の根       2  大野
 12月 6日(火)中脳     実習:脳幹の外面,小脳     2  馬場、
                                    内田
 12月13日(火)小脳     実習:第四脳室,延髄と橋    2  藤井
  1月10日(火)橋と第四脳室 実習:脳幹と小脳の横断面,
                    組織標本         2  大野
  1月13日(金)延髄     実習:大脳皮質,嗅脳とその付近 2  藤井
  1月17日(火)間脳と第三脳室,実習:大脳の連絡線維,
          終脳と側脳室     側脳室と尾状核     2  馬場
                                    森泉
  1月20日(金)脊髄,伝導路 実習:間脳,大脳と間脳の断面  2  寺田
  2月 7日(火)中枢神経解剖実習試験             2  全員
  2月14日(火)組織学各論、中枢神経解剖筆記試験	       2  全員
                                58			

 
学年  実施時期      講義及び実習内容         コマ数 担当教官
3 9月12日(月)     電子顕微鏡学           56  大野
    ~                               馬場
                                    藤井
  9月30日(金)                          寺田
                                56
[評価基準]
 2年次生は6月10日に組織学総論実習の口頭試問を行なう。毎回提出スケッチ、レポート点および標本観察実習評価点の合計が60点以上を合格とする。
 9月30日に組織学総論と各論の中間筆記試験を行う。
 11月22日に組織学各論実習の口頭試問を行なう。
 2月7日に中枢神経解剖学の実習試験を行なう。
 2月14日に組織学各論と中枢神経解剖学について筆記試験を行い,総合的に進級判定を行なう。

 3年次生は2月中にレポート提出により進級判定を行なう。

[その他]
1)組織学総論の終了時に学生による組織学授業の評価を実施する。
2)その評価結果を基にして学生とともに授業改善を積極的に行う。
3)チュートリアル教育導入の準備として、自学自習を積極的に推奨し、各授業テーマ毎にレポートの提出を求める。これに評価点を与える。
4)非常勤講師による特別講義における討論に学生の積極的な発言を求める。講義後に小試験を行なう。
[教科書]
  1. 組織学, 文光堂, ISBN:4830600160,
    (2年次生)

  2. 神経解剖学, 朝倉書店, ISBN:4254310242,
    (2年次生)

  3. 解剖実習の手びき, 南山堂, ISBN:4525103108,
    (2年次生)

  4. 電子顕微鏡生物試料作製法, 丸善, ISBN:4621031023,
    (3年次生)
[参考書]
(未登録)