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授業科目名
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国際関係論
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担当教官
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吉野 英岐
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時間割番号
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単位数
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履修年次
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期別
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M001131 | 2 | 3 | 集中 | |||
[学習目標] | ||||||
1)目 標 国際化の動向は著しく,海外旅行の大衆化,日本企業の海外進出ならびに国際開発協力プロジェクト展開など,国内においては国際的労働力の流入,また公私にわたる国際交流の日常化,一般化が進んできている。本講義では政治や経済などの国際関係とならんで日常生活を中心とする国際関係を,1.生活・文化編,2.生活・社会編の2つに分けて,日常生活という状況の中で国際化をどのように把握したらよいのかを検討して,国際関係の基本となる異文化理解の基本的項目について学習する。 2)内容及びテーマ 政治・経済といった国家概念をもとにした国際関係とならんで家族や地域社会といった日常的な暮らしや生活の視点が国際関係においても重要になってきている。保健医療などの分野における国際協力でも固有の民族文化や地域文化といった固有差の問題は基本的な要素である。また,これら日常生活文化と関係してくる女性の視点を配慮したWID(開発と女性)やGAD(ジェンダーと開発),住民参加型開発などの問題は国際協力上極めて重要な要素であり,2つの分野に共通する項目である。国内女性のアクティビティや農村問題を加味しながら私たちの暮らしがどのように国際問題と関係していくのかを検討する。 前 期 (吉野担当) 本編では,経済面や生活面でのグローバリゼーションが進行するなかで,国際的な方針決定の場と,国際社会における日本の立場について概観する。具体的には,まず,近年のグローバリゼーションの進行について,データをもとに概観し,その特徴と問題点を明らかにする。次に,国際的な方針決定の場について,国連に代表される国際機関および国際的な非政府組織(NGO)の構造と機能について概観し,国際機関やNGOが果たしている役割について解説する。最後に,国際社会における日本の立場について,日本と諸外国との関係を,対先進国との関係,対開発途上国との関係に区分して,それぞれの関係における日本の役割を,先進8ヶ国サミットや政府開発援助(ODA)などを題材に概観する。 また,以上のようなマクロ的なフレームのなかで,開発の社会的な側面,WID,GAD,エンパワーメント,ジェンダーなどの事項について,国内外の具体的な事例をみながら,国際関係の諸相を明らかにしていく。 後 期(1) (富田担当) 国際関係論の総論として生活・文化の理解の方法を文化人類学的な観点から整理して,異文化理解の基本的な概念ならびに本講義の主体をなす生活という問題をとらえる方法を資源や衣食住,生活技術などの物的側面と宗教・信仰や行事,儀礼など精神的側面について事例を通じて学ぶ。 後 期(2) (片倉担当) 本編では,異文化に接して理解する方法を,受講者とともに考える。他者理解や多様な異文化を知ることによって,私たちのものの見方や考え方を少しでも広い視野にたった柔軟なものにしたい。具体的には,アジアや大平洋諸国など開発途上国において,多国籍企業や先進国の開発援助がどんな影響を及ぼしているかを見ながら,地域に固有な文化や暮らしの意味を討論する。 授業の方法として,授業時間のなかで受講者一人ひとりが自分の意志を表現し,受講者どうしで互いの意見や考えを分かち合うワークショップ方式を多用する。議論の出発点としてビデオ教材を使用する。 |
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[授業計画] | ||||||
学年 実施時期 講 義 及 び 実 習 内 容 コマ数1コマ2時間 担当教官 集中講義 前 期 生活・社会編 15 吉野 英岐 集中講義 富田祥之亮・片倉 和人 後 期 生活・文化編 15 |
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[評価基準] | ||||||
2つに分けた各分野でレポートの提出を要求する。これらをもとに出席状況などを加味して総合評価する。 | ||||||
[教科書] | ||||||
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[参考書] | ||||||
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