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授業科目名
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社会学
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担当教官
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堤 マサエ
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時間割番号
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単位数
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履修年次
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期別
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M001121 | 2 | 3 | 集中 | |||
[学習目標] | ||||||
(1)目 標 現代社会を生きる私たちは,今どのような情況にあるかを知り,これからの社会がどうあることがよいかを主体的に考え,選択する力を身につけることが必要である。本講義では,現代社会の特質と人間について宗教,家族の視点から学び,適切な判断力,社会問題解決への対応力などを養うことを目的とする。 (2)テーマ「現代社会の特質と人間」 現代社会は,さまざまな視点から,その特質をクローズアップすることができる。ここでは,社会変動の基本的な理論をふまえ,社会変動によって宗教や家族の特質がどのように変化をしてきたかを中心に,以下のような二つの領域について講義し,議論する。 (3)内 容 宗教社会学(熊井 治男) 1.宗教の原点と定義 人間の神秘的な驚き体験(聖なるものとの出会い)との世界がコスモスであってほしいという願い(究極的な意味模索)のなかに宗教の原点を探り,あわせて,代表的な宗教の定義を紹介して宗教現象の多様性についても学ぶ。 2.共同体の宗教と宗教の共同体 家族・氏族・地域社会・国家など共同体祭祀としての宗教と,信者が個人的に集結した同信共同体としての宗教の違いを学び,それらの今日的な変化と特質を確かめる。 3.既成宗教・新宗教・民族宗教 社会的信用や権威を既に得ている老舗の教団宗教(既成宗教)と,伝統や権威をいまだに確立していない新しい教団宗教(新宗教),および,伝統的ではあるが否教団的な宗教習俗(民族宗教)の違いと機能について学ぶ。 4.近代化と新宗教運動 新宗教運動は,19世紀の半ば以降,急激な社会変動によって生じた人間と社会の矛盾を解決または補償しようとして世界各地で台頭してきた民衆的な宗教運動であるが,その事例を日本に求め,近代化との密接な関係性を明らかにする。 5.気(ケ)枯れ社会の到来と実感宗教の台頭 今日の「豊かな社会」は,活き活きと実践して生きていけなくなったという深刻な問題を抱えている。ここでは,これを「気(ケ)枯れ」という視点から捉え直し,新新宗教や自己啓発セミナーが台頭する社会的な基盤について考える。 家族社会学(堤 マサエ) 1.現代社会の特質と家族 現代社会の特質:高齢化社会・情報化社会・国際化社会・科学技術の進展などについて,その日本的特徴とそれらが家族やくらしに及ぼす影響について考える。 2.現代家族をどう捉えるか 家族・世帯・「家」など家族をめぐる概念はさまざまに使われる。それらの概念,使われ方を整理する。その上で,さまざまにある家族をどのように分類,類型化するかを学び,私たちにとって家族とは何かを考える。 3.家族の成立から消滅・生活設計 人の一生と家族のあり方,生活設計の必要性について学ぶ。家族が形成される前の配偶者選択のメカニズム,範囲などから,今なぜ晩婚化傾向が生じてきたかを考える。また,ライフコースとライフサイクルの違い,生活設計の現代的意味について学ぶ。 4.変わりつつある日本の家族と外国の家族 日本家族を形態と機能の変化の視点から概観し,日本の家族がどのように変化をしてきたかを跡づける。その上で,比較文化的視点から日本家族と諸外国の家族との違いをみる。 5.21世紀家族と新しいライフスタイル これからの家族・地域社会と暮らし・しごとについて考える。産業構造の高度化によって仕事の世界が大きく変ろうとしている。働き方,働く場所,働く理由などの変化とこれからの家族,生き方について考える。 |
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[授業計画] | ||||||
集中講義 前半 宗教社会学 後半 家族社会学 |
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[評価基準] | ||||||
授業中の態度,レポート,出席の総合評価 | ||||||
[教科書] | ||||||
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[参考書] | ||||||
(未登録) |