山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
音楽
担当教官
神宮寺 淑子
時間割番号
単位数
履修年次
期別
M001081 1 3 集中
[学習目標]
1)知   識
1.音楽の様々な演奏形態や,音楽用語を理解する。
2.作曲家や作品の生まれた年代,時代背景,生活環境における感受性の違いを認識する。
3.作品全曲を通して鑑賞することにより,その作品の持つ特徴や,精神生活における音楽の存在意義を考察する。
2)技   能
 音楽における作品の完成は,演奏者があって,はじめて,完成をみる。演奏者が異なれば自ずと,作品の色合いは異り,年齢,教養,人間性,環境等で大きく左右される。従って,それらが作品に与える影響を,音楽を通して,人間生活に置き換え,考察する能力を養う。
3)態   度
 人間教育上重要なものとして認められてきた音楽は,人間の主観と客観の合一を意図したものである。古代より,数学・哲学等と共に,音楽が必要とされてきた意味を認識し,単なる娯楽を超え,学問的見地から音楽をとらえられるように努力してほしい。又,音楽の訴えているものは,表面だけでは理解出来得ない深い物である。その内なる声に耳をかたむけ,視野と,心の広い,常識ある一人の人間として,又医者として,それが生かされるように,自己研鑽を望む。
[授業計画]
開講日程:平成17年12月19日(月)~12月22日(木) 

ベートーヴェンの交響曲全9曲を軸に,音楽がもたらす精神への影響の重要性を追求する。
・西洋音楽史の時代区分,古代ギリシャの音楽観,バロック音楽と,古典・ロマン派音楽との比較。
・時代背景及びベートーヴェン初期の作品を中心に扱う。
・中期の作品を中心に,精神的,身体的変化のもたらす音楽的影響と音へのこだわり。
多様の演奏形態の確認。
・後期の作品を中心に,時代の流れと,理想の女性像及び,ベートーヴェンにとっての神の存在とは何かを,考察する。
[評価基準]
 筆記試験により,評価を行う。

その他
 音楽は,その時しか味わえない空間の芸術・時間の芸術である。その意味を考え,機械を(マイクなどを)通さないプロの演奏家の生演奏を1回以上鑑賞し,その感想をレポートにまとめて,提出することを課題とする。(オーケストラ,オペラ,室内楽等,クラシックに限る)
[教科書]
  1. 講義の中で資料を配付する。
[参考書]
(未登録)