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授業科目名
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生物学実験
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担当教官
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横田 貞記
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時間割番号
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単位数
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履修年次
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期別
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M0001021 | 1.5 | 2 | 前期 | |||
[学習目標] | ||||||
実験の大きな目標 (1)生物系実験に共通する実験のすすめ方,結果のまとめ方,重要な視点等を体験という形で学ぼう。あらゆる実験は共通する実験の流れを含んでいる。新事実の発見を目的としない学生実験も例外ではなく,この実験の流れを体験することなしに実験の意義を理解することは出来ない。自然科学の強力な方法である実験は,事実による証明,あるいは事実からの観察の上に組み立てられたイメージや観念によって完結する。これらは,読書や講義等から吸収して来た生物学的知識とは異なり,自然と直接むきあい,五感を使った体験を重ねることが不可欠な分野である。 (2)生物の特性を実験という体験の中から考えよう。我々の前に投げ出され現実の生物を前にして,我々はたまたま手にした小賢しい道具を武器に生物の世界に挑戦しようとしている。相手は50億年の歴史を背負った一大システムだというのに!我々は謙虚さが必要なのだ。現実の生物から学ぶと言う。 (3)問題意識を持とう。そもそも我々はなぜ,何のため実験を行うのか。なぜ生物を殺してまで実験しようとするのか。これと言った問題意識も無く,漫然と午後のけだるい雰囲気の中で,暇をもてあました者達の前から生物達の高笑いが聞こえるようだ。 (4)体験を意味の有るものにしよう。言い古された真実ではあるが,実習テキストの事前の読了,正確な観察,忍耐強い実験の遂行,誠実なデーター処理等があって初めて体験は意味の有るものとなる。 目標達成のために学生諸君に要求されること (1)実験ノートを作り,活用しよう。実験ガイダンスの時,「生物学実験のすすめ2004年度版」を配布するが,この中には,実験を遂行する際に起こるあらゆる事実が記載されているわけではない。実験には失敗がつきものであるし,予期せぬ事実に気付くこともある。さらに重要なことは,一人一人の感性は同じではないし,事実の持つ意味あいも異なってくることである。自分にとっての実験を確認するため,航海日誌に相当するような実験ノートをぜひとも用意すべきである。 (2)その日の実験内容についてテキストをあらかじめ読了しておくこと。実験の概略を理解した上で実験に臨まないと,機械的にテキストの操作手順を追うことになるし,実験の意味することは見えてこない。 (3)全員が実験と積極的にかかわること。グループ実験を行う場合,特定の者にまかせて他は雑談に興じているケースがしばしば見られる。失敗の可能性が増大するだけでなく,経験は一部の者にしか蓄積しないことを自覚しよう。 |
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[授業計画] | ||||||
ガイダンスを含め9回を予定しています。本年度の実験は以下の課題よりいくつかを取り出して行います.詳しい内容は2004年度版実験テキストで説明します. 実 験 計 画 1.生き物の世界と触れる フィールドワークの方法論 実験動物と野外の動物の違い 生物学実験で生きた動物を使用する意義を考える プランクトンの定性採集と顕微鏡観察による棲息環境,種同定等 2.生き物の多様な体制 原核生物と真核生物の細胞を比較する 生物の系統発生を肉眼解剖より考える 3.階層構造より見た生物個体の内部構成 生体高分子の分離.同定.定量 SDS−PAGE/ ウエスタン.ブロット法による特定タンパク質の同定 生体構成高分子の定量法 細胞小器官 遠心分画法による分画を試みる 生命の場で同定し,その機能を解析する :ライソゾーム等の免疫組織細胞化学 (カタラーゼ,チトクロームCオキシダーゼ等) 細胞.組織の構築を観察し,構築パターンを考える 4.生物機能と取り組む(以下のテーマから本年度可能なものを幾つかを選択) 自己増殖 酵母の増殖を追う 増殖様式を考える 初代培養を試みる シグナルと膜機能 卵成熟分裂誘起を例として 膜電位の理論を検証する 生体運動 筋収縮のin vitroモデルで考える 浸透圧調節 ゾウリムシの収縮胞との関連で 個体発生の世界 アフリカツメガエルの発生過程を追う その他,代謝.生体システム.学習.行動.環境等と関連した課題 |
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[評価基準] | ||||||
実験レポートの提出があって初めてその実験は採点対象となる。出席は必要不可欠であり,2回欠席すると合格は難しくなる。実習レポートの平均点を中心に,実験の全プロセスとどのように取組んだのかを加味して評価する。 | ||||||
[教科書] | ||||||
(未登録) | ||||||
[参考書] | ||||||