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授業科目名
母性看護学実習
担当教官
遠藤 俊子/小林 康江
時間割番号
単位数
履修年次
期別
H004224 3 4 通期
[学習目標]
GIO 妊婦・褥婦及び新生児の健康の維持、増進をはかるために科学的根拠にもとづく援助過程を通して母性看護実践に必要な対象理解、問題解決能力、人間関係調整能力などを学習する。
実習目標
1)生命の尊厳・個人の権利を尊重できる。
2)対象者の体験を尊重し、対象者の立場にたったケアが提供できる。
3)周産期にある女性を身体的、心理的、社会的な統合体として把握できる。
4)母子及び家族への援助を計画し、一部実施できる。
 援助とは以下のことを指す。
 (1)人間関係技術(コミュニケーション,治療的人間関係)
 (2)診察や検査・診療の介助…妊産婦健康診査、1カ月健康診査など
 (3)ケア
 (4)保健指導…個別指導,集団指導への参加
 (5)看護過程の実践
 (6)保健医療チームとの連携
6)周産期にある対象者のうち,特に褥婦と新生児の健康状態を科学的根拠にもとづいて解釈,意味付けをし,看護計画を立案し実施・評価できる。
7)学生としての責務を認識し,自己の役割を遂行できる。
8)自己の感性をより高め、事象に即して柔軟な対応ができると共に、他の専門職との協働の必要性が理解できる。
[授業計画]
実習方法
1)実習期間
  4年次前期
2)実習場所
  山梨大学医学部附属病院:3東病棟(褥室、分娩室、新生児室)、産科外来
  国立甲府病院:2病棟(褥室、分娩室)、産科外来

実習内容
1)妊婦への援助
 (1)妊婦の健康診査の必要性と内容、方法を理解する。
 (2)妊婦の健康診査の結果から、正常な状態の基準を把握する。
 (3)妊娠各期の生理的経過や妊婦の心理状態を理解し、妊婦に必要な保健指導を考える。
   さらに、事前学習に基づいて保健指導の一部参加する。 
 (4)妊婦のニーズや妊婦をとりまく家族や社会の状況などから妊婦が抱える問題を知り、
   看護者の役割を考える。
2)産婦への援助
 (1)産婦の生理的経過を理解する。
 (2)産婦の日常生活行動の状況を判断し、指導のもとに援助を実施する。
 (3)分娩時の産婦の心理状態を知り、産婦が主体的に分娩に取り組めるよう支援する。
3)褥婦、新生児への看護
 (1)母子を一組の対象としてとらえ、健康状態をアセスメントする。
 (2)アセスメントに基づき、看護上の問題を優先順位を考え、看護計画を立案する。
 (3)計画に基づいて看護を実施する。
 (4)援助の結果を評価、修正する。
詳細は看護学実習の手引き参照
[評価基準]
 実習内容・記録,課題レポート,実習態度等を総合して評価する(評価表参照)
[教科書]
  1. 授業時に使用した教科書・参考書などを活用すること
[参考書]
(未登録)