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授業科目名
担当教官
電気化学機能設計特論
内田 裕之
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
327080 2 (未登録) 1 後期 I
[概要と目標]
エネルギーおよび情報媒体としての光ー電気ー化学を相互に高効率に変換する機能性材料の重要性が急速に増加している.半導体電極に太陽光を照射すれば直接化学物質を合成しながら電気エネルギーを得ることができる.これをmmサイズの粉末にすれば,光照射で化学物質を合成したり有害物質を完全分解する光触媒に応用できる.さらに、同じ材料でもnmサイズに超微粒子化すれば,量子サイズ効果により極めて高い光触媒活性が発現するばかりでなく,非線形光学特性を利用して光スイッチにも応用できるようになる.クリーンで超高効率の固体酸化物型燃料電池や電気自動車・家庭用固体高分子型燃料電池の電極や触媒では,nmサイズの金属微粒子が重要な役割を果たす.本特論では、最新の電気化学的、及び光電気化学的機能材料の設計,特性評価,応用について講義する.
[必要知識・準備]
電気化学,物理化学の基礎知識を必要とする。
[評価基準]
 学習態度,レポートなどを総合的に判断して、評価する。
[教科書]
[参考書]
  1. 松田好晴,岩倉千秋, 電気化学概論, 丸善, ISBN:4621039962
[講義項目]
1.燃料電池の電気化学
2.各種燃料電池の開発の現状
3.固体酸化物形燃料電池(SOFC)の構成材料−固体電解質
4.                電極
5.低温作動SOFC
6.高温型プロトン導電体とその応用
7.高温型プロトン導電体の導電機構
8.半導体超微粒子の電子構造
9.半導体超微粒子の応用
10.電気化学水晶振動子マイクロバランス(EQCM)
11.EQCMの応用
12.電極表面のナノスケール解析
13.電気化学機能設計の広場