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授業科目名
担当教官
技術者倫理
森 健一
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
276250 2 J 3 後期 V
[概要と目標]
科学技術の進歩を人間社会の適正な発展にむすびつける役割を担う技術者には高い倫理観が求められるが、これまでの歴史上倫理観の欠如で各種の問題が発生し、今後もその恐れがある。これからの技術者はこれまで以上に高度な科学技術に携わるに当たって、さらに充実した倫理的自律性が求められる。これまでに発生した事例などを参考にして、技術者倫理の必要性、あり方を理解し倫理問題を解決する方法を学習する。
[必要知識・準備]
技術者の不手際や技術の悪用などで発生した社会現象に関心を持ち、各自なりの意見や見方を持つこと。
[評価基準]
"講義目標にどの程度到達したかであり、最終評価は定期試験と出席率で行なう。また講義の進行に合わせてレポートを課し、これを補助として使う。
評価方法:定期試験と出席実績
評価基準:レポート課題の成績(30%)と期末試験の成績(70%)を総合的に評価する。"
[教科書]
  1. 飯野弘之 , 「新・技術者になるということ」  , 平成16年  雄松堂出版, ISBN:4-622-04119-7
[参考書]
  1. ウイットベック著飯野弘之、礼野 順訳, 「技術倫理」, みすず書房
[講義項目]
講義項目全体の構成
 前半(1~7):基礎的知識の習得
 後半(8~14):実践的能力の養成
各時間の講義項目
 1:技術者倫理とはなにか
 2:教育の目的と究極の目標
 3:技術者倫理のあり方(個人及び団体)
 4:技術者倫理の要素(1):公衆優先原則、有能性原則
 5:技術者倫理の要素(2):真実性原則、信頼関係原則
 6:技術者倫理の要素(3):公正業務原則、同業発展原則
 7;法令化されているもの(PL法など)
 8:事例研究
 9:事例研究
 10:事例研究
 11:学生参加による研究発表
 12:学生参加による研究発表
 13:まとめ(従来の反省から学ぶ今後のありかた)
 14:まとめ(予測出来ない事態への対処について)"