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授業科目名
担当教官
環境工学実験
河野 哲郎/平山 公明/金子 栄廣/森  一博/平山 けい子/藤田 昌史
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
274400 A 1 CL 3 後期 III
[概要と目標]
<概要と目標>
 浄水場や下水処理場などの水処理施設は,健康で快適な市民生活や産業活動を営む上で必要不可欠であると同時に,水環境の保全にも大きな役割を果たしている。この科目では,このような水処理施設で起こっている水質浄化に関係する現象やその基本的原理を,実験を通して理解することを目標とする。

<学科の教育目標との対応>
専門基礎学力の付与,問題解析・分析能力,論理的な表現・伝達能力
[必要知識・準備]
関連する講義:基礎化学I~III,基礎生物学,環境化学・生物学及び演習,環境生態学,上水道工学,下水道工学,水処理工学,環境調査分析学,生物環境浄化法,土木環境科学実験,環境化学・生物学実験
[評価基準]
実験への貢献度(40%)とレポート(60%)により成績評価を行う。
[教科書]
  1. 開講時に実験指導書を配付する。
[参考書]
[講義項目]
<講義項目>
 全体説明の後,履修者は3つのグループに分かれ,以下の3つの実験群をローテーションしてすべてを履修する。

第1群:1.第1群の実験概要説明
     2.凝集による浮遊物質の除去
     3.反応槽での混合特性の把握
     4.酸素供給速度の推定
     5.界面沈降での沈降速度の推定

第2群:1.第2群の実験概要説明
     2.重金属の処理法 −クロムの還元処理
     3.吸着現象 −有機物の活性炭吸着と吸着平衡式の推定
     4.イオン交換反応 −陽イオン交換樹脂による硬度成分の除去とイオン交換容量の算定

第3群:1.第3群の実験概要説明
     2.活性汚泥による有機物除去
     3.活性汚泥沈殿率と汚泥容量指標

<達成目標>
 環境工学に関わる基本的な実験を通して,この分野でのものの考え方を理解すると共に,レポート作成を通して問題解析・分析能力ならびに論理的な表現・伝達能力を高める。