授業科目名				担当教官
環境化学・生物学実験				河野　哲郎／森　　一博／藤田　昌史
時間割番号	単位数	コース	履修年次	期別	曜日	時限
274391	1	(未登録)	3	前期	火	III
［概要と目標］
水環境の評価や制御を行うためには、多くの化学・生物学的な環境質の測定データが必要とされる。本実験では、環境・衛生工学および水処理分野で利用される基本的な分析・測定技術を習得するとともに、「環境化学・生物学及び演習、環境生態学、上水道工学、環境調査分析学」で学習した知識をさらに深く理解することを目的としている。また、危険物や有害廃棄物の取扱いを経験し、レポートの提出により、実験データの整理と解析、文献検索と考察、論文や報告書の作成のトレーニングを行う。＜学科の学習・教育目標：問題解析・分析能力、学習および問題解決能力＞
［必要知識・準備］
基礎化学、基礎生物学、環境化学生物学、環境生態学、環境調査分析学、土木環境科学実験などで習ってきた事項の理解を前提としている。なお、実習に先立って、あらかじめ配布の実習マニュアルの熟読、ならびに、実習当日は白衣とタオルの持参が必要。また、実習では危険を伴うこともあるため、実験に適した服装と慎重な作業を心がけること。
［評価基準］
＜評価法＞レポート、出席、受講態度などを総合して評価する。 ＜評価基準＞レポート70、出席30．グループで実験を行うこと、危険が伴うこと、などから、準備不足、軽率な行為、雑談などは減点の対象になることがある。また、指定した期日を過ぎてのレポートは原則として受理しない。
［教科書］
実習マニュアルを配布する
［参考書］
上水試験方法（2001版）, 日本水道協会, ISBN:4930939364 下水試験方法（1997版）, 日本下水道協会 芦立徳厚ほか, 水の分析（第4版）, 化学同人, ISBN:4759802525
［講義項目］
１．実験全般にわたる説明（環境化学実験関連） ２．試水の採集と基本的な物理的性質の測定 ３．アルカリ度 ４．過マンガン酸カリウムによる化学的酸素要求量 ５．リンの形態分析 ６．窒素の形態分析 ７．実験全般にわたる説明（環境生物学実験関連） ８．一般細菌と大腸菌群数 ９．MPN法による大腸菌群数の測定 10．生物化学的酸素要求量（BOD) ＜達成事項＞環境基準および水質汚濁防止法に規定されている重要な水質項目の測定が行えるようになる。