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授業科目名
担当教官
流域環境設計
砂田 憲吾
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
274150 1 CL 4 前期 IV
[概要と目標]
 流域の安全の確保を前提として、自然環境の保全・維持を進める設計方法を学ぶ。まず治水面からは、従来の河川計画等の方式を見直しその得失を議論する。その過程では歴史的治水工法に学ぶ伝統的な手法の再評価、地理的背景を考慮した土地利用計画、総合治水計画もめざす。環境面からは河川生態環境の保全のための具体的な工法の導入を学ぶと共に、都市域での気候緩和や健全な水循環過程実現のための方策を考える。講義と設計ではこれらの系統的な考察が行われる。
学科の学習・教育目標との対応: (G)社会基盤整備において、地域社会・自然との調和、コスト・資源の最適な運用、品質の保証など様々な要求に応えることのできる計画を立案・管理・実行する能力を身に付ける。(計画立案・管理・実行能力)
[必要知識・準備]
 この科目の申告までに、水文学および河川工学を履修していることが望ましい。
[評価基準]
 講義に関連して何回かの課題が出され、レポートの提出が求められる。レポートは内容の的確さや深さ、場合によっては口述回答も参考に課題ごとに採点される。
評価方法:レポートと出席による。
評価基準:レポート・出席の各点の重みを5:5とし、合計で60点以上を合格とする。
[教科書]
  1. 特に指定しない。
[参考書]
  1. 特に指定しないが、必要に応じて何種類かの資料をプリント等の形で提供する。
[講義項目]
 講義と設計の要目
  1.流域環境のありかた
  2.代表的な河川計画とその得失
  3.歴史的な治水工法から学ぶこと
  4.都市域における河川と環境
  5.流域における健全な水循環