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授業科目名
担当教官
ヒューマンコンピュータインタラクション?
今宮 淳美/茅  暁陽
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
273730 2 3 後期 II
[概要と目標]
本講義は、日常生活で幅広い人間の活動がコンピュータを用いる対話型システム(インタラクティブシステム)のデザインにおける設計、実装、評価の基本的知識と手法について述べる。従来のコンピュータ科学の伝統的な機械中心から人間中心の視点に移動した「人間の活動を支援するシステムのデザイン」について;問題設定、人間の認知・心理および行動の理解、要求分析、設計手法、ユーザビリティ評価の基本原理と手法について学習することによって、下記の項目を得ることができる:
1.「よいデザイン」を知る、2.ガイドラインとモデルを知ってそれらをインタフェース設計に適用する、3.設計過程にユーザを参加させるいくつかの方法を知り適用してみる、4.さまざまな方法とシステムを通してアプリケーションを構築する、5.インタフェースの質を評価する方法を知り適用してみる、6.応用や先端分野のための基礎
[必要知識・準備]
人間の認知、感覚・知覚、行動、
Visual Basic プログラミング
コンピュータグラフィクスの原理
ソフトウエア工学入門
[評価基準]
レポート60%
試験40%
[教科書]
[参考書]
  1. 山崎 他, 使いやすさのためのデザイン, 丸善 2004
  2. D.A.ノーマン, 誰のためのデザイン, 新曜社 1990
  3. J.ニールセン, ユーザビリティエンジニアリング原論, 東京電機大 1999
  4. B.シュナイダーマン, ユーザ・インタフェースの設計, 日経BP 1995
  5. W.ニューマン 他, インタラクティブシステムデザイン, ピアソン 1999
[講義項目]
第1回:  第1部:入門 ヒューマンコンピュータインタラクション
第2回:  第2部:設計の理解
          日常のことの心理学、HCIの歴史
第3,4回:第3部:ユーザとの設計
          ユーザ中心の設計
          ユーザによるインタフェースの評価:定量的方法と統制実験
第5回:  第4部:ユーザなしの設計
          タスク中心のシステム設計
第6,7回:第5部:視覚的インタフェースの設計
          グラフィカルスクリーン設計、発見的ユーザビリティ
第8回:  第6部:UIと評価の例
          認知地図 触覚など
第9回:  第7部:これからのHCIシステム
          マルチモーダル/知覚インタフェース
          感情・生理インタフェース
第10~14回:第8部:CUIの実装
          Visual Basic によるGUI実装
第15回:  期末試験