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授業科目名
担当教官
メカトロニクス
大内 英俊
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
271175 2 I 3 後期 I
[概要と目標]
  機械技術に電子技術を融合させたいわゆるメカトロニクスの出現によって、自動車、航空機、工作機械、産業用ロボット,ミシン、カメラ、など多くの機械が知能化、システム化され,性能が飛躍的に向上し、われわれの生活を豊かにしている。本講義では,こうしたシステムの基本概念、構成要素、機能について学習することを目的とする.主な内容は,メカトロニクスの概念,サーボシステムの動作特性,制御回路,センサの種類と特性,アクチュエ−タ(電気,油圧,空気圧,圧電,静電など)の基本性能,駆動と制御である.特に,メカトロニクス機器において電気信号を機械的な運動に変換する役割を担う各種アクチュエータについて,それらの動作原理,特徴、性能および制御方法を理解することに重点をおく.
 本講義の理解度を計る目安として、標準問題集が用意されている。この問題集の70%以上を自力で解決できることが要求される。理解できない箇所がある場合にはオフィスアワーに教員室を訪ね、理解を深めておくよう期待する。各自勉学の計画をたて、学習目標を達成することを期待する。
(JABEE機械情報工学プログラム)c:◎
(JABEE個別キーワード)メカトロニクス、サーボ機構、アクチュエータ
[必要知識・準備]
基礎物理学I(力学一般)、III(電気、磁気)、応用物理学II(電磁誘導、交流回路),制御工学
[評価基準]
中間試験 30%、 定期試験 60%、 学習態度 10%
「JABEE機械情報工学プログラム」の学習・教育目標の(d)は、上記の基準を満たせば達成される。
[教科書]
  1. 船橋宏明, メカトロニクス概論1入門編, 実教出版, ISBN:4-407-03182
[参考書]
[講義項目]
  1.概要,メカトロニクスの概念,機械技術と電子技術の融合
  2.サーボシステムの構成と制御,動特性
  3.アナログサーボとディジタルサーボ
  4.サーボ系のコントローラ,駆動回路,マイクロコンピュ−タの活用
  5.サーボ用センサ(変位,速度,加速度,力,トルク,圧力など)
  6.各種アクチュエータの基本的動作原理
  7.減速機の力学、機械的インピーダンスマッチング
  8.アクチュエータの選択と性能評価
  9.微小変位電磁アクチュエーター、直流サーボモータ
 10.交流サーボモータ,ステッピングモータ
 11.油圧アクチュエータの動作原理,基本性能
 12.電気油圧サーボシステムの駆動と制御
 13.空気圧アクチュエータの基本性能
 14.その他のアクチュエータの動作原理,基本性能
 15.演習
 オフィスアワー:後期火曜日5時限にA1−204の教員室で。質問・相談歓迎します。