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授業科目名
担当教官
生物無機化学
新森 英之
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
265065 2 AB 2 前期 II
[概要と目標]
数多くの重要な自然界における反応過程では金属イオンが必須であることが多い。その際、ほとんどの金属イオンは配位子と呼ばれる物質と結合した錯体として存在している。そこで、この授業では生物無機化学という分野の論理的な統一性を目的として、基本無機化学的な事項の中で錯体に関する科学を中心に解説すると共に、生命および環境等と無機化学との関わりについて説明する。
[必要知識・準備]
基礎的な無機化学がある程度理解されているほうが望ましいが、それが備わっていなくても理解できるように努める。
[評価基準]
出席状況を考慮し、レポートや定期試験を同等に評価する。
[教科書]
  1. 柴田村治, 錯体科学入門, 共立出版, ISBN:4-320-00149-4
[参考書]
  1. ライフサイエンス系の無機化学, 三共出版, ISBN:4782703627
[講義項目]
1. 生体と金属との関わり
2. 錯体の命名法
3. 錯体の立体化学
4. 色と錯体の関係
5. 分析手法とその理論
6. 錯体の反応
7. 平衡状態における錯体
8. 錯体の構造決定
9. 錯体の合成
10.生体に関連した金属元素
11.生体内での金属の機能
12.金属タンパク質と金属酵素
13.無機生体材料
14.地球環境における無機物質