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授業科目名
担当教官
環境物理学
舛谷 敬一
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264471 2 CL 3 前期 IV
[概要と目標]
概要と目標:
 地球環境問題の解明と解決を視野に入れ、地球上での物質移動や生命活動で現れる諸現象を、物理・化学の基本的な概念や法則を基に大局的に理解することを目標とする。地球の構造、地球の運動、太陽エネルギーと宇宙への放射エネルギー放出、水の循環にともなう物質循環とエネルギー循環、熱の本性、生命活動に必要な物質の基本的性質の把握などを、基礎から解き明かす。

学科の学習・教育目標との対応:
 (B)土木環境工学の専門知識習得に必要となる数学、自然科学及び情報処理の基礎学力を身に付け、土木環境技術者としての知的基盤を形成する。(技術者としての知的基盤の形成)
[必要知識・準備]
 基礎物理学及び演習第一を履修していること。また、基礎物理学第二も履修していることが望ましい.
[評価基準]
評価方法:
 次の2点を総合して評価する。
 1.出席・受講状況及び宿題レポート
 2.期末試験

評価基準:
 1.出席・受講状況及び宿題レポート(30点)
 2.期末試験(70点)

なお、不合格者に対する追試験等は行わない。
[教科書]
  1. 特に指定しない。必要に応じて講義時に資料等を配付する。
[参考書]
  1. 特に指定しない。必要に応じて講義時に参考文献等を示す。
[講義項目]
講義項目と達成目標
 1.宇宙の中の地球 
 2.太陽系の力学
 3.太陽と地球の構造
 4.物質の移動:移流と拡散
 5.エネルギーの拡散:振動と波動
 6.熱と物質
 7.放射平衡
 8.水と大気の循環
 9.水の特性
10.熱力学
 10−1.熱力学の第一法則とエネルギー
 10−2.熱力学の第二法則とエントロピー
11.物質・エネルギー循環とエントロピー
 11−1.地球の物質循環
 11−2.生態系

下記項目について科学的に説明できる。
 太陽系や銀河系等に関する時間・空間のスケール、惑星の運動やこれに伴う天文現象
 太陽の内部構造とエネルギー源、地球の内部構造、地球上での水と大気の大循環
 地球環境や生命維持にとって必要な水の性質
下記項目について、その概念を理解し、簡単な例について応用できる。
 移動と拡散、振動と波動、熱の伝達、熱放射、惑星の放射平衡温度
 熱力学の第一・第二法則、エネルギー保存則とエントロピー増大則
 物質循環と生態系の概要